3日目を終えて、勝とスコアで並び、最終日最終組で優勝を争ったのは松田鈴英。結果的には4打差をつけられる形になったが、自己最高の単独2位フィニッシュ。賞金ランクでも10位に浮上してきた。
「16アンダーという成績は本来優勝してもおかしくないスコア。今回は勝さんに軍配が上がっただけです。松田さんの魅力は、インパクト時のヘッドの入り方が分厚く、そこからフィニッシュまでよどみがないこと。アイアンショットのインパクトから20〜30cm、ここがほかの若手選手と比べて群を抜いています。ボールをとらえてから、さらにギアを上げてくるような印象。これが打球の強さを生みだしていますね。体のバネもあるし、天性のものを感じる。伸びしろはまだまだあると思います」
まだスイング面は、体が止まる、手を離してしまう場面も目につき、完成には至っていないが、分厚いインパクトは一見の価値ありだ。
解説・辻村明志(つじむら・はるゆき)/1975年9月27日生まれ、福岡県出身。ツアープレーヤーとしてチャレンジツアー最高位2位などの成績を残し、2001年のアジアツアーQTでは3位に入り、翌年のアジアツアーにフル参戦した。転身後はツアー帯同コーチとして上田桃子、比嘉真美子、藤崎莉歩、小祝さくらなどを指導。様々な女子プロのスイングの特徴を分析し、コーチングに活かしている。プロゴルファーの辻村明須香は実妹。ツアー会場の愛称は“おにぃ”。
「16アンダーという成績は本来優勝してもおかしくないスコア。今回は勝さんに軍配が上がっただけです。松田さんの魅力は、インパクト時のヘッドの入り方が分厚く、そこからフィニッシュまでよどみがないこと。アイアンショットのインパクトから20〜30cm、ここがほかの若手選手と比べて群を抜いています。ボールをとらえてから、さらにギアを上げてくるような印象。これが打球の強さを生みだしていますね。体のバネもあるし、天性のものを感じる。伸びしろはまだまだあると思います」
まだスイング面は、体が止まる、手を離してしまう場面も目につき、完成には至っていないが、分厚いインパクトは一見の価値ありだ。
解説・辻村明志(つじむら・はるゆき)/1975年9月27日生まれ、福岡県出身。ツアープレーヤーとしてチャレンジツアー最高位2位などの成績を残し、2001年のアジアツアーQTでは3位に入り、翌年のアジアツアーにフル参戦した。転身後はツアー帯同コーチとして上田桃子、比嘉真美子、藤崎莉歩、小祝さくらなどを指導。様々な女子プロのスイングの特徴を分析し、コーチングに活かしている。プロゴルファーの辻村明須香は実妹。ツアー会場の愛称は“おにぃ”。