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どの番手でもヘッドの重みで激しくスピン 年間メジャー3勝の快挙にはワケがある【辻にぃ見聞】

どの番手でもヘッドの重みで激しくスピン 年間メジャー3勝の快挙にはワケがある【辻にぃ見聞】

所属 ALBA Net編集部
高桑 均 / Hitoshi Takakuwa

配信日時:2018年11月27日 17時06分

■ヘッドをトンと落として縦のスピンをかける一級品の技

16番の場面を振り返ると、多くの選手は手前から攻めていくのがセオリー。硬くしまったコーライグリーンでは、女子ツアーでは当たり前の攻め方も、ジエはひと味もふた味も違う。上から“ドン”で“ピタ”。「ウェッジからユーティリティーまで、ジエさんはスピンのかけ方がおそらく一番うまいと思います」と辻村氏。具体的にどううまいのか。「今回はラフが特に深かったのですが、力任せに打つのではなく、ヘッドの重さを利用しているんです」。

実際に、ジエはラフからだろうが、フェアウェイからだろうが、力んで振っているのを見たことがない。加えて、常にシャープに振り切っている。よどみのないスイングかつ力みがない。その中で注目すべきは「インパクトでのヘッドの入れ方でしょう」と辻村氏はポイントを挙げる。「ヘッドをしっかりと上から入れて、球をふかすとでもいうのでしょうか。限りなくストレートに近い軌道でインパクトを迎え左サイドに振り抜いている。そのためスピンがかかる。結果、縦のハイスピンに対して少しだけ横のスピンも加える。それこそが、球を止める極意なんです」(辻村氏)。

「その結果、グリーン上のどこに落として何歩前に止めるか、精密な計算ができる。グリーンの硬さなども当然頭に入っていますし、ゴルフ脳も当たり前ですが高い。とにかくスピンを入れる打ち方については天下一品。あの飛距離(ドライビングディスタンスは約平均232ヤード)でパーオン率は1位。パー5での平均スコアも1位を取りました。ウェッジから長いクラブまで、極端にいえばドライバーまで、スピンをコントロールして球を自在に操れるのです」と、ツアー屈指、世界でも類を見ないスピンの魔術師だと賞賛する。

■コース入りした時点でジエの勝利を予感

練習ラウンドに驚きのシーンを見たという辻村氏。「ジエさんはグリーン回りのラフからユーティリティーでアプローチをしていたんです。フェースを開いてオープンスタンス。ヘッドをトンと上から落として、15ヤードくらいの距離をすべて1グリップに寄せていた。ほかの日本人選手も自分の練習を止めて見ていました。実戦で使ったかどうかはわかりませんが、すべてのショットがこの延長にあるのだと思いました」と驚きを持って見ていたという。

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