さらには、「コースに入ってきたときに、今週は獲りに来ているなというのがすごく感じられるときがわかるんです。それは特に、コースの難易度が高いとき。ハードになればなるほど、ジエさんの技と集中力が生きるんです。本人もそれをわかっているのでしょう」(辻村氏)。
究極のスピンコントロール。体が小さいジエがツアーで戦う、さらには世界一にまで上り詰めたのは、このたぐいまれなスピンがあったからといってもよさそうだ。さらにメンタルの強さ。「ゾーンに入る時間が長くなっているので、来年も大丈夫だと思う」とジエ。キャリアグランドスラムに向けてはあと「日本女子オープン」のタイトルのみ。来年は確実にここを取りに来るのだろう。
■メジャー全敗 日本人選手の今季と来季
ジエが4勝、ソンジュが5勝。黄アルム(韓国)が3勝。メジャーはすべて韓国勢が制した。鈴木愛が6月までに4勝を挙げ、成田美寿々が3勝。比嘉真美子も年間1勝ながら賞金ランキングでは初の1億円越えで4位と健闘を見せたが、やはり目立ったのは韓国勢だ。「来年こそは日本人選手にも頑張ってほしい。この2年間は鈴木愛さんが1人で戦っていた感じですが、そういう選手が4、5人は出てきてほしいですね」(辻村氏)。
鈴木の快進撃に比嘉の海外メジャーでの活躍など、夏場までは明るい話題も豊富だった日本勢だが、やはり韓国勢に押し切られたのが実情だ。来季はどうなのか。「2人ももちろんそうですが、インパクトが魅力で抜群のアイアンショットを持つ松田鈴英さんやスイングが素晴らしい岡山絵里さんなど、楽しみだと思います。このオフにどこまで仕上げて、あと何か1つを見つけることができれば、来年に期待できそうです」。
解説・辻村明志(つじむら・はるゆき)/1975年9月27日生まれ、福岡県出身。ツアープレーヤーとしてチャレンジツアー最高位2位などの成績を残し、2001年のアジアツアーQTでは3位に入り、翌年のアジアツアーにフル参戦した。転身後はツアー帯同コーチとして上田桃子、比嘉真美子、藤崎莉歩、小祝さくらなどを指導。様々な女子プロのスイングの特徴を分析し、コーチングに活かしている。プロゴルファーの辻村明須香は実妹。ツアー会場の愛称は“おにぃ”。
究極のスピンコントロール。体が小さいジエがツアーで戦う、さらには世界一にまで上り詰めたのは、このたぐいまれなスピンがあったからといってもよさそうだ。さらにメンタルの強さ。「ゾーンに入る時間が長くなっているので、来年も大丈夫だと思う」とジエ。キャリアグランドスラムに向けてはあと「日本女子オープン」のタイトルのみ。来年は確実にここを取りに来るのだろう。
■メジャー全敗 日本人選手の今季と来季
ジエが4勝、ソンジュが5勝。黄アルム(韓国)が3勝。メジャーはすべて韓国勢が制した。鈴木愛が6月までに4勝を挙げ、成田美寿々が3勝。比嘉真美子も年間1勝ながら賞金ランキングでは初の1億円越えで4位と健闘を見せたが、やはり目立ったのは韓国勢だ。「来年こそは日本人選手にも頑張ってほしい。この2年間は鈴木愛さんが1人で戦っていた感じですが、そういう選手が4、5人は出てきてほしいですね」(辻村氏)。
鈴木の快進撃に比嘉の海外メジャーでの活躍など、夏場までは明るい話題も豊富だった日本勢だが、やはり韓国勢に押し切られたのが実情だ。来季はどうなのか。「2人ももちろんそうですが、インパクトが魅力で抜群のアイアンショットを持つ松田鈴英さんやスイングが素晴らしい岡山絵里さんなど、楽しみだと思います。このオフにどこまで仕上げて、あと何か1つを見つけることができれば、来年に期待できそうです」。
解説・辻村明志(つじむら・はるゆき)/1975年9月27日生まれ、福岡県出身。ツアープレーヤーとしてチャレンジツアー最高位2位などの成績を残し、2001年のアジアツアーQTでは3位に入り、翌年のアジアツアーにフル参戦した。転身後はツアー帯同コーチとして上田桃子、比嘉真美子、藤崎莉歩、小祝さくらなどを指導。様々な女子プロのスイングの特徴を分析し、コーチングに活かしている。プロゴルファーの辻村明須香は実妹。ツアー会場の愛称は“おにぃ”。