−“本当の意味で”というと?
「これまでの成田さんは、プレーがうまくいかないと、あきらめが早く、『もう少し粘れたら上位にいけるのに…』と思わせるようなラウンドになることが多々ありました。でも、去年はすごく成長を感じた。あのプレーオフも、形相が違いました。池があろうがライが悪かろうが、とにかく攻め続ける、そんな気持ちが伝わってきました。そして有村さんも、この活躍で『どこの試合で勝つのかな』という期待感を持たせてくれましたね」
■若い選手が活躍できる理由は?
−ベテランの活躍が見られた一方、若い力の台頭を強く感じるシーズンでもありました
「勝みなみさんや新垣比菜さんなど黄金世代の面々が、今後のゴルフ界が変わることを予感させるほど、チャレンジにあふれたプレーを見せてくれました。宿題が残ったのは、小祝さくらさん。あれだけ安定していて、表情を見ても期待感を与えてくれる。今年、いつ優勝するのかが楽しみですね」
−小祝選手は賞金ランキング8位。新垣選手、勝選手は優勝とその活躍は顕著でしたが、その理由について森口さんはどのように考えていますか?
「アマチュア時代から、ナショナルチームに入っていた選手は世界のゴルフ場の難しさを知っている。さらに、日本では自分はトップアマだけれど、世界にはもっとすごい選手がいるというのを小さい頃から目の当たりにしています。誰かが優勝するとみんなで祝福して、束になって頑張ろうというムードをすごく感じる。ゴルフは個人競技だけど、日本という一つのチームになりつつありますね。東京五輪を目指しているからこそ、チーム力で戦っているのかなという気さえします」
−若い選手が活躍する土壌みたいなものが、女子ツアーにあるのでしょうか
「若い選手が育つ時は、天性の部分ももちろん大きい。ただ女子の場合は、ノビノビできる環境もあるのかもしれない。ただ、それは核となる選手がいないということの裏返しかもしれませんが」
−どんな競技でも先輩が与える影響は大きい
「練習ラウンドで、上田桃子さんと小祝さんが一緒に回る姿や、西山ゆかりさんと勝みなみさんが一緒の時に芹沢信雄さんにアドバイスもらっている場面など、上の選手とコミュニケーションを取って強くなろうとするシーンをよく見かけます。大山さんや鈴木さんが練習に没頭している姿が、若い選手に与える影響も大きいと思います」
「これまでの成田さんは、プレーがうまくいかないと、あきらめが早く、『もう少し粘れたら上位にいけるのに…』と思わせるようなラウンドになることが多々ありました。でも、去年はすごく成長を感じた。あのプレーオフも、形相が違いました。池があろうがライが悪かろうが、とにかく攻め続ける、そんな気持ちが伝わってきました。そして有村さんも、この活躍で『どこの試合で勝つのかな』という期待感を持たせてくれましたね」
■若い選手が活躍できる理由は?
−ベテランの活躍が見られた一方、若い力の台頭を強く感じるシーズンでもありました
「勝みなみさんや新垣比菜さんなど黄金世代の面々が、今後のゴルフ界が変わることを予感させるほど、チャレンジにあふれたプレーを見せてくれました。宿題が残ったのは、小祝さくらさん。あれだけ安定していて、表情を見ても期待感を与えてくれる。今年、いつ優勝するのかが楽しみですね」
−小祝選手は賞金ランキング8位。新垣選手、勝選手は優勝とその活躍は顕著でしたが、その理由について森口さんはどのように考えていますか?
「アマチュア時代から、ナショナルチームに入っていた選手は世界のゴルフ場の難しさを知っている。さらに、日本では自分はトップアマだけれど、世界にはもっとすごい選手がいるというのを小さい頃から目の当たりにしています。誰かが優勝するとみんなで祝福して、束になって頑張ろうというムードをすごく感じる。ゴルフは個人競技だけど、日本という一つのチームになりつつありますね。東京五輪を目指しているからこそ、チーム力で戦っているのかなという気さえします」
−若い選手が活躍する土壌みたいなものが、女子ツアーにあるのでしょうか
「若い選手が育つ時は、天性の部分ももちろん大きい。ただ女子の場合は、ノビノビできる環境もあるのかもしれない。ただ、それは核となる選手がいないということの裏返しかもしれませんが」
−どんな競技でも先輩が与える影響は大きい
「練習ラウンドで、上田桃子さんと小祝さんが一緒に回る姿や、西山ゆかりさんと勝みなみさんが一緒の時に芹沢信雄さんにアドバイスもらっている場面など、上の選手とコミュニケーションを取って強くなろうとするシーンをよく見かけます。大山さんや鈴木さんが練習に没頭している姿が、若い選手に与える影響も大きいと思います」