「同じボギーでも状況が変わると、その後の精神状態は全く変わってきます。好きなホール、好きな距離、ミスしにくい状況でのボギーは、やっぱり響きますね。あとパットでいうと、私はショートするのが嫌い。打ち切れなかったり、ミスヒットをすると、『自分を信じてできない』ことに対してイラッとしてしまいます」
そんな経験を踏まえ、原には今ある秘策があるという。それが、親指と人指し指でV字を作り、それで口角を上げて “無理やりに”笑顔を作ること。「最近覚えたんです(笑)」というこの方法は、「心から『仕方ない』って思えないと、意味はないと思うんですけど、でも今は、『これをやったら仕方ないと思うようにしよう』という仕草にしているんです」と、自らにいい聞かすのに手軽で、かつ有効なようだ。
取材の際、「笑顔で回りたい」という言葉を頻繁に口にする勝みなみにも聞いてみた。笑顔のラウンドを意識するようになったのは昨年のこと。予選落ちが続くなど、急激に調子を落とした夏場以降の話だという。「この時は、本当に笑えなくてゴルフも面白くなかった。それに気づいて『どんな時も笑おう』と思い始めたら、調子が上がってきて。(予選落ちした)伊藤園レディスは本当にゴルフが楽しくて。そしたら次(大王製紙エリエールレディス)で優勝したんです!」。
イライラする気持ちが、プレーの判断を狂わせることも「あると思います」という。「笑顔でラウンドを続けるのは難しいこと。まだしっかりできているわけではないし、それを意識することが大事だと思っています」。あえて言葉にして、自分に強くいい聞かせている。
一方でこんな考えも。日頃から「ガッツポーズをするのが恥ずかしい」といっている小祝さくらは、常にクールなラウンドを意識する一人。その理由について聞いてみると、「もちろん(ラウンド中に)笑いながら話をすることはあるんですけど、プレーで笑うことはあまりないです。バーディを獲ったら『油断しないように。もっと集中しないと』と考えるようにしています」。おっとりしている小祝でもプレー中にイライラすることはあるようだが、「もともと人より感情の起伏が少ないのもあると思いますが、私のイライラのマックスは“ため息”です。『あ〜あ』っていっているときはイライラしている時です」と、やはりのんびりとした口調で教えてくれた。
ちなみに、冒頭に出たベストスマイル賞で今年6連覇を達成したイ・ボミ(韓国)は、意外にも(?)ラウンド中の笑顔は「あまり意識していない」ということだった。「悔しい時は表情に出てしまうし、最近は笑顔が少ないかもしれませんね…」と苦笑い。苦戦が続いていることもあり、ちょっと“悲しい答え”が返ってきた。
そんな経験を踏まえ、原には今ある秘策があるという。それが、親指と人指し指でV字を作り、それで口角を上げて “無理やりに”笑顔を作ること。「最近覚えたんです(笑)」というこの方法は、「心から『仕方ない』って思えないと、意味はないと思うんですけど、でも今は、『これをやったら仕方ないと思うようにしよう』という仕草にしているんです」と、自らにいい聞かすのに手軽で、かつ有効なようだ。
取材の際、「笑顔で回りたい」という言葉を頻繁に口にする勝みなみにも聞いてみた。笑顔のラウンドを意識するようになったのは昨年のこと。予選落ちが続くなど、急激に調子を落とした夏場以降の話だという。「この時は、本当に笑えなくてゴルフも面白くなかった。それに気づいて『どんな時も笑おう』と思い始めたら、調子が上がってきて。(予選落ちした)伊藤園レディスは本当にゴルフが楽しくて。そしたら次(大王製紙エリエールレディス)で優勝したんです!」。
イライラする気持ちが、プレーの判断を狂わせることも「あると思います」という。「笑顔でラウンドを続けるのは難しいこと。まだしっかりできているわけではないし、それを意識することが大事だと思っています」。あえて言葉にして、自分に強くいい聞かせている。
一方でこんな考えも。日頃から「ガッツポーズをするのが恥ずかしい」といっている小祝さくらは、常にクールなラウンドを意識する一人。その理由について聞いてみると、「もちろん(ラウンド中に)笑いながら話をすることはあるんですけど、プレーで笑うことはあまりないです。バーディを獲ったら『油断しないように。もっと集中しないと』と考えるようにしています」。おっとりしている小祝でもプレー中にイライラすることはあるようだが、「もともと人より感情の起伏が少ないのもあると思いますが、私のイライラのマックスは“ため息”です。『あ〜あ』っていっているときはイライラしている時です」と、やはりのんびりとした口調で教えてくれた。
ちなみに、冒頭に出たベストスマイル賞で今年6連覇を達成したイ・ボミ(韓国)は、意外にも(?)ラウンド中の笑顔は「あまり意識していない」ということだった。「悔しい時は表情に出てしまうし、最近は笑顔が少ないかもしれませんね…」と苦笑い。苦戦が続いていることもあり、ちょっと“悲しい答え”が返ってきた。