「残りの距離を、ドローとフェードを使い分けることで調整するなど、技術の高さは際立っていますね」と辻村氏。番手だけではジャストにはまらない距離を ドローを使うことでボールを走らせたり、逆にフェードで距離を殺したりと、中途半端な距離を上手く攻めていく。
バーディ数が「164」、イーグル数が「5」、60台のラウンド数が「17」と攻撃力を示すスタッツはいずれも1位だが、この成績はこういった高い技術に裏打ちされている。河本は、球種を打ち分ける理由について「今ではなく、将来を考えて、多少怖くても挑戦していこうと思っています」と説明。常々、将来の米国ツアー参戦という目標を口にする20歳は、試合のなかでも自らを高めるため課題を課していることがうかがえる。
■ヘッドスピードが格段にアップ
またこんな部分でも、辻村氏は河本の大きな成長を感じている。それがヘッドスピードだ。「高校生の頃に見た時に比べ、ヘッドスピードが格段にあがっていますね。体の回転スピードが速い。ともすると、ボディターンのキレは、振り遅れの原因にもなりますが、河本さんは体とクラブポジションのバランスがよく、しっかりと連動していますね」。
河本のコーチを務める目澤秀憲氏は、「現在のヘッドスピードは、平均で約43m/s。ここ1年で2〜3 m/s上がっています」とその成長ぶりを話した。またオフには飛距離アップを目指し、徹底したトレーニングを敢行。ドライビングディスタンスで、現在245.57ヤードで12位につけている。
さらにスイング面で辻村氏は、ダウンスイング時の腕とクラブの位置に注目する。「練習場の姿を見ても、トップからクラブが懐に入ってくるポジションを、常に一定にしようという意識があることが伝わってきます。動作がいつもバラバラだと、当然出ていくボールの安定性は失われる。このチェックは、プロのなかでも、“おまじない”のように『ここができてれば大丈夫』と信じる選手は多いのですが、河本選手もその一人ですね」。
バーディ数が「164」、イーグル数が「5」、60台のラウンド数が「17」と攻撃力を示すスタッツはいずれも1位だが、この成績はこういった高い技術に裏打ちされている。河本は、球種を打ち分ける理由について「今ではなく、将来を考えて、多少怖くても挑戦していこうと思っています」と説明。常々、将来の米国ツアー参戦という目標を口にする20歳は、試合のなかでも自らを高めるため課題を課していることがうかがえる。
■ヘッドスピードが格段にアップ
またこんな部分でも、辻村氏は河本の大きな成長を感じている。それがヘッドスピードだ。「高校生の頃に見た時に比べ、ヘッドスピードが格段にあがっていますね。体の回転スピードが速い。ともすると、ボディターンのキレは、振り遅れの原因にもなりますが、河本さんは体とクラブポジションのバランスがよく、しっかりと連動していますね」。
河本のコーチを務める目澤秀憲氏は、「現在のヘッドスピードは、平均で約43m/s。ここ1年で2〜3 m/s上がっています」とその成長ぶりを話した。またオフには飛距離アップを目指し、徹底したトレーニングを敢行。ドライビングディスタンスで、現在245.57ヤードで12位につけている。
さらにスイング面で辻村氏は、ダウンスイング時の腕とクラブの位置に注目する。「練習場の姿を見ても、トップからクラブが懐に入ってくるポジションを、常に一定にしようという意識があることが伝わってきます。動作がいつもバラバラだと、当然出ていくボールの安定性は失われる。このチェックは、プロのなかでも、“おまじない”のように『ここができてれば大丈夫』と信じる選手は多いのですが、河本選手もその一人ですね」。