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イ・ボミの完全復活は間近 失っていたのはパワーではなくタイミング【辻にぃ見聞】

イ・ボミの完全復活は間近 失っていたのはパワーではなくタイミング【辻にぃ見聞】

所属 ALBA Net編集部
秋田 義和 / Yoshikazu Akita

配信日時:2019年7月16日 11時57分

イ・ボミのスイングは格段に良くなっている
イ・ボミのスイングは格段に良くなっている (撮影:佐々木啓)
ニッポンハムレディスクラシック」で後半戦は2試合が終了。その後半戦最大のトピックスとなっているのがイ・ボミ(韓国)の復調だ。「資生堂 アネッサ レディス」では2年ぶりのトップ5、そして本大会では8位と復活優勝のときが刻一刻と迫っている。上田桃子らを指導するプロコーチの辻村明志氏も、「大きく変わった」と目を見張る。

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■苦しんでいたイ・ボミ 世界1位を教える師との出会いが感覚の問題をクリアに
ボミの不調が始まったのは2年連続となる賞金女王を戴冠した翌年の17年。前年5勝を挙げた勢いは失われていた。なんとか「CAT Ladies」で優勝するなど賞金ランキング23位に入ったが、前年までの成績からすると物足りないものだった。翌18年はさらに苦しみ、勝ち星がないどころか、同ランキング83位で賞金シード落ち。賞金女王の3年シードの資格で臨んだ今シーズンも、前半戦は22位タイが最高位と浮上せずにいた。

全体的なスタッツが下がったが、なかでも顕著だったのはショット関連の数字。パーオン率は16年1位から23位、68位と年々低下。17年から数値化されるようになったドライバーのうまさを示すトータルドライビングも17年3位から18年は75位と大きくダウン。最大の持ち味だったショット力の低下が招いた不調だったことは明白だった。

資生堂アネッサレディスで好発進を決めた際に、修正ポイントとしてあげたのがバックスイングの左手首の角度。フェースが開いて上がるクセを嫌って、シャットに上げすぎてしまっていたため、左に引っかけ球ばかりが出ていた。元々のクセを直そうとして、逆にやりすぎてしまっていたのである。それを「左手首の位置をキープしてヘッドを上げる。最初の悪かったときと今の悪い状態のちょうど中間の上げ方です」と修正。課題としていたバックスイングの原因が判明したことで、ティショットに正確性が戻ってきた。

6月中旬に世界1位にまで上り詰め、今季絶好調のコ・ジンヨン(韓国)を教えるイ・シウ氏を新コーチにつけたことがボミを大きく変えた。「回りの人から見たらあまり変わらないように見えていて、『感覚の問題だよ』と言われることが多かった。でも、私はその感覚でミスしているので、その感覚を消したかったのに…。私にも簡単に説明してくれるので分かりやすいんです。私はクラブの重さを感じながらバックスイングしたいんです。悪いときはシャフトのテンションが分からなかった。それが先週から分かった。力を入れなくても振れるようになって、クラブが走っている」と新しい師の効果を実感している。

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