ニッポンハムでスプーンを抜いて入れたのが47度、50度、58度。この組み合わせがいいらしい。「50度、58度は普段から入れていて、自分が求めている距離がその2本。その差は広いけど50度で打ち分けできる距離だからいいだろうと。たださっきも言ったようにPWと50度の差が大きすぎた。そこを埋めるのが47度なわけです」と三ヶ島は話す。
でも、なぜ抜くのが3番ウッドだったのか。
「UTとかのクラブを抜く選択肢は全くないです。UTは得意だし、長いパー3でも使いますし、パー5のセカンドで刻むときにも持つ。UTはクラブ選びとしては、アイアンのような感覚で、10ヤード刻みで入れている。生命線とも言えるクラブです。5番も外せない。ということで3番ウッドを外しました。ニッポンハムの桂ゴルフ倶楽部は地面が固かったのでランがよく出ました。2オンできるホールはなかったですし、刻むときも5番ウッドでよく転がってくれたのでそこまで必要がなかったんです」(三ヶ島)
このセッティングはアマチュアにもおすすめだと三ヶ島はいう。「3番ウッドは難しいですし、ミート率も5番ウッドの方が良いとも思います。クラブの性能が良くなって、飛ぶようになってきていますからね。何よりも、例え前に飛んでも、寄って入らなければ意味がない。ゴルフは寄せてナンボですよ」と話してくれた。
アイアンの飛距離性能が上がったがゆえの、PWとAWとの距離の階段問題。三ヶ島はその差を埋めるべく47度のウェッジを入れるため、泣く泣く3番ウッドを抜くこととなった。プロコーチ&クラブフィッターの筒康博氏が、この問題に対しての解決策を説明する。
ロフトが立った“飛び系”アイアンの普及で、スポットライトが当たっているこの問題。だが、クラブの歴史を遡ると80年代前半にはすでに起こっていたことだった。「PWのストロングロフト化と多ウェッジ化をセットで、と考えるとブリヂストン『MTNIII』に『P/S(ピッチングサンド)』が登場した80年以降と考えられると思います。ただ、ルールで『14本』になるまでは何十本もクラブをキャディに運ばせた…なんて歴史もあるので、打ちたい距離にあった最適番手の追求は今に始まった事ではないとも言えます」とウェッジのロフト角についてはかれこれ30年以上もクラブに携わる人たちは議論を重ねているのである。
でも、なぜ抜くのが3番ウッドだったのか。
「UTとかのクラブを抜く選択肢は全くないです。UTは得意だし、長いパー3でも使いますし、パー5のセカンドで刻むときにも持つ。UTはクラブ選びとしては、アイアンのような感覚で、10ヤード刻みで入れている。生命線とも言えるクラブです。5番も外せない。ということで3番ウッドを外しました。ニッポンハムの桂ゴルフ倶楽部は地面が固かったのでランがよく出ました。2オンできるホールはなかったですし、刻むときも5番ウッドでよく転がってくれたのでそこまで必要がなかったんです」(三ヶ島)
このセッティングはアマチュアにもおすすめだと三ヶ島はいう。「3番ウッドは難しいですし、ミート率も5番ウッドの方が良いとも思います。クラブの性能が良くなって、飛ぶようになってきていますからね。何よりも、例え前に飛んでも、寄って入らなければ意味がない。ゴルフは寄せてナンボですよ」と話してくれた。
アイアンの飛距離性能が上がったがゆえの、PWとAWとの距離の階段問題。三ヶ島はその差を埋めるべく47度のウェッジを入れるため、泣く泣く3番ウッドを抜くこととなった。プロコーチ&クラブフィッターの筒康博氏が、この問題に対しての解決策を説明する。
ロフトが立った“飛び系”アイアンの普及で、スポットライトが当たっているこの問題。だが、クラブの歴史を遡ると80年代前半にはすでに起こっていたことだった。「PWのストロングロフト化と多ウェッジ化をセットで、と考えるとブリヂストン『MTNIII』に『P/S(ピッチングサンド)』が登場した80年以降と考えられると思います。ただ、ルールで『14本』になるまでは何十本もクラブをキャディに運ばせた…なんて歴史もあるので、打ちたい距離にあった最適番手の追求は今に始まった事ではないとも言えます」とウェッジのロフト角についてはかれこれ30年以上もクラブに携わる人たちは議論を重ねているのである。