では、なぜ今ここまで注目を集めているのか。「現代アイアンでここまで多ウェッジ化が進んだのは、ヘッド構造の違いも大きいと思います。プロモデルアイアンでも異素材や重心設計の工夫でロフト以上に飛距離が出やすいアイアンに比べて、基本的に単品ウェッジはマッスルバックがほとんど。三ヶ島選手のヘッドスピードでは同じ構造のアイアンでロフト5度の差はフルショットで15〜17ヤードの差になるのでは?と推測しています」。アイアンの進化により“楽に”飛ばせるようになったことが、逆にウェッジとのギャップを広げている。
クラブフィッターとしてはクラブの多様化をポジティブに捉えている。「現代アイアンの性能差、特にモデルよって番手のロフトが大きく違うことは選択肢が広がって良いことだと思います」。だからこそ、自分のアイアンをちゃんと知るのが大事なのだ。
「その反面、現実にはゴルファーが自分のアイアンのロフトを知るなんて少ないのが現実ではないでしょうか?また、アイアン選びをする際ショップでの試打もほとんどが7番アイアン。当然PWのロフトを確認してから購入するのは競技ゴルファーだけだと思います。今回の三ヶ島選手のように、短い番手のロフトってアイアンセットには重要な要素です。アイアンを選ぶ際に『セットとしての使用感』を真摯に説明してくれるショップ・スタッフの方に是非相談して欲しいです」
その上で、筒も三ヶ島同様に3番を抜くという選択肢は大いにありだと勧める。「3番ウッドはラウンド時の使用頻度が少ないので、皆さんの練習量やミート率を考えると5番ウッドの方が戦略上は有利です。最近のクラブは飛び性能も高いので、是非バッグに入れて欲しいです。三ヶ島選手のように、次打にグリーンを狙う意識を取っておく意味でも効果は大きいと思います」。使用頻度、使い勝手を考えれば3番よりもフォーカスすべきは5番なのだ。
一つ注意点が。だからといって3番を抜いてウェッジを入れればいい、という簡単な話ではないということ。
「毎日ゴルフを仕事としている女子プロたちでさえ、クラブ選びやセッティングを工夫しています。スコアや腕前の話の前に、『ラウンド時の使用頻度』と『良い時のプレーに必要不可欠な番手』や状況を想像しながらバッグに収めていくと『結果として抜く番手』が見つかると思います。今回の話は『3番ウッドの是否』ではありません。例えば、ドライバーが苦手で3番ウッドでのティーショットを多用する人なら是非入れておいたほうが良いです。三ヶ島選手だって『15本目』なら3番ウッドのはず。これって普段から色々なクラブを物色してあるから出来ることなんです。逆にPWで縦の距離を打ち分けるのが得意なゴルファーなら、わざわざ上の番手を減らしてウェッジを入れないほうがいいかもしれません。まずは自分のアイアン性能とプレースタイルをもう一度見直してみましょう!」
クラブフィッターとしてはクラブの多様化をポジティブに捉えている。「現代アイアンの性能差、特にモデルよって番手のロフトが大きく違うことは選択肢が広がって良いことだと思います」。だからこそ、自分のアイアンをちゃんと知るのが大事なのだ。
「その反面、現実にはゴルファーが自分のアイアンのロフトを知るなんて少ないのが現実ではないでしょうか?また、アイアン選びをする際ショップでの試打もほとんどが7番アイアン。当然PWのロフトを確認してから購入するのは競技ゴルファーだけだと思います。今回の三ヶ島選手のように、短い番手のロフトってアイアンセットには重要な要素です。アイアンを選ぶ際に『セットとしての使用感』を真摯に説明してくれるショップ・スタッフの方に是非相談して欲しいです」
その上で、筒も三ヶ島同様に3番を抜くという選択肢は大いにありだと勧める。「3番ウッドはラウンド時の使用頻度が少ないので、皆さんの練習量やミート率を考えると5番ウッドの方が戦略上は有利です。最近のクラブは飛び性能も高いので、是非バッグに入れて欲しいです。三ヶ島選手のように、次打にグリーンを狙う意識を取っておく意味でも効果は大きいと思います」。使用頻度、使い勝手を考えれば3番よりもフォーカスすべきは5番なのだ。
一つ注意点が。だからといって3番を抜いてウェッジを入れればいい、という簡単な話ではないということ。
「毎日ゴルフを仕事としている女子プロたちでさえ、クラブ選びやセッティングを工夫しています。スコアや腕前の話の前に、『ラウンド時の使用頻度』と『良い時のプレーに必要不可欠な番手』や状況を想像しながらバッグに収めていくと『結果として抜く番手』が見つかると思います。今回の話は『3番ウッドの是否』ではありません。例えば、ドライバーが苦手で3番ウッドでのティーショットを多用する人なら是非入れておいたほうが良いです。三ヶ島選手だって『15本目』なら3番ウッドのはず。これって普段から色々なクラブを物色してあるから出来ることなんです。逆にPWで縦の距離を打ち分けるのが得意なゴルファーなら、わざわざ上の番手を減らしてウェッジを入れないほうがいいかもしれません。まずは自分のアイアン性能とプレースタイルをもう一度見直してみましょう!」