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ウッド3本が同シリーズの別モデル 海外メジャー制覇・渋野日向子から見る“PLUS”と“LST”の使い分け【女子プロから学ぶセッティングのスパイス】

ウッド3本が同シリーズの別モデル 海外メジャー制覇・渋野日向子から見る“PLUS”と“LST”の使い分け【女子プロから学ぶセッティングのスパイス】

配信日時:2019年8月7日 07時29分

と、明らかに性能が異なるのである。では、なぜ渋野はドライバーとフェアウェイウッドで別のモデルを使用しているのか。「同じモデルで統一したい方も多いがと思いますが、クラブフィッテイングの目線で言うと、ドライバーとフェアウェイウッドそれぞれの役目と機能が自分に合っているか?が重要です。その上で同じモデルになるのが理想です」と前置きしたうえで、渋野のケースを説明する。

「渋野選手の場合でいうと、5番ウッドは様々なライからしっかりとキャリーを出してグリーンを狙う意図が伺えます。『G410』フェアウェイウッドは投影面積も比較的に大きめでミスヒットに強く打出し角を得やすいモデル。タフなライからでも渋野選手の高い技術があればグリーンを狙える強力な武器になっているはずです。一方、3番ウッド『LST』は5番と僅かにヘッド体積が逆転しています(3cc)が、渋野選手にとって大好きなサイズ感のまま力強い弾道が得られるメリットがあるのではと想像します」(筒)

では、渋野はなぜ3番ウッドと同じ『LST』のドライバーはではないのか?

「一つには現在の彼女のプレーと関連性があるのでは?と想像しています。セカンドショットからパターまで全てPINGのクラブで非常に高いプレーを続けている現在の彼女にとって、ナチュラルにスイングができて、安定したストレートドローが出ている『PLUS』に不満や課題を感じていないのではないか?という点です。

『LST』は合わなかったというより、調子やコンディションの理由から現在の彼女にとってセカンドドライバーとして待機している、が僕の見方です。エースドライバー『PLUS』が非常に合っていて、しかもセカンドドライバー『LST』が控えている渋野選手の好調はまだまだ続くと僕はみています」(筒)

つまり、用途がちゃんと定まっていれば3本のウッド全てが別のモデルでもありだと力説する筒。最後にそれぞれに合うタイプを解説してくれた。

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