それを踏まえて、なぜ宮田のように『アイアンを2種類入れる選手』が出てくるのかを続ける。「設計自由度の高い現代アイアンでは、打出し角やスピン量など弾道の『質』を作る事ができます。ヘッドを変えることで、ロフト以上に弾道の中身を変えられるので宮田選手のように7番アイアンが2本のようなセッティングも生まれることもあります。ストロングロフト化した現代アイアンだからこそ起きたセッティングでしょう」。いわゆる“飛び系”アイアンをはじめとするアイアンの飛距離性能に特化した、“ロフトが立った”モデルが出てきたことで生まれた組み合わせだという。
とはいえ、基本的には「1つのモデルのアイアンセットの中でのロフト管理を行えば、そこまで神経質にはならなくても良いともいえます」と筒は言う。そのうえで「目安としては、各番手の飛距離差が15ヤード以上離れているならロフトチェックをしてみてください。もちろん、十分使っていて、しっかり自分の飛距離を把握している事が前提です。今回のケースはレアケースというか、かなり応用的なセッティングですから」と番手間で15ヤード以上離れたら一考の余地がありそうだ。
別モデルの同じ番手を2本入れる注意点として挙げたのは「トータル飛距離以外に、しっかりとキャリーやスピン量など『中身の違い』も打ち比べた上で投入してください」ということ。「ヘッドの大きさや安心感だけが理由なら、コースや調子によってどちらか1つのモデルに絞ったほうが迷わずに済みます」。あくまで全体的に見た上で判断しなければ、逆にマネジメントが難しくなってしまう。
そのうちの1つが構えたときの感覚。宮田も話していたが、かなり重要だ。「同じモデルでも7番くらいから上の番手のヘッドにシルエットが変わる場合もあります。逆にいえば構えた時に違和感がないなら、無理してメーカーを合わせる必要はありません」。大事なのはメーカーやモデルが似ているからではなく、自分の五感である。
筒がこの宮田のセッティングから学んで欲しいと話すのは、飛距離だけでなくスピン量や球筋を見た上でしっかりとした距離の階段を作ることが大事だということ。
それを踏まえたうえで、参考にしたいのがロングアイアンだけ別モデルにするという組み合わせ。「アイアンセットの中で難しく感じる番手をユーティリティに替える選択肢の他に『他のアイアンを使う』という選択肢という点では大いに参考にしていただいて良いと思います。現代アイアンは5番から上の番手が単品販売されているモデルが多いです。まず一度、自分のアイアンの『トータル飛距離』と『キャリー』から簡易的にデータ化してみてはいかがでしょうか?」。ローリー・マキロイ(北アイルランド、4番のみ『P750』、5番から9番まで『P730』)らPGAツアーメンバーに多いセッティング。選択肢の1つとしてみるのも十分にありだ。
とはいえ、基本的には「1つのモデルのアイアンセットの中でのロフト管理を行えば、そこまで神経質にはならなくても良いともいえます」と筒は言う。そのうえで「目安としては、各番手の飛距離差が15ヤード以上離れているならロフトチェックをしてみてください。もちろん、十分使っていて、しっかり自分の飛距離を把握している事が前提です。今回のケースはレアケースというか、かなり応用的なセッティングですから」と番手間で15ヤード以上離れたら一考の余地がありそうだ。
別モデルの同じ番手を2本入れる注意点として挙げたのは「トータル飛距離以外に、しっかりとキャリーやスピン量など『中身の違い』も打ち比べた上で投入してください」ということ。「ヘッドの大きさや安心感だけが理由なら、コースや調子によってどちらか1つのモデルに絞ったほうが迷わずに済みます」。あくまで全体的に見た上で判断しなければ、逆にマネジメントが難しくなってしまう。
そのうちの1つが構えたときの感覚。宮田も話していたが、かなり重要だ。「同じモデルでも7番くらいから上の番手のヘッドにシルエットが変わる場合もあります。逆にいえば構えた時に違和感がないなら、無理してメーカーを合わせる必要はありません」。大事なのはメーカーやモデルが似ているからではなく、自分の五感である。
筒がこの宮田のセッティングから学んで欲しいと話すのは、飛距離だけでなくスピン量や球筋を見た上でしっかりとした距離の階段を作ることが大事だということ。
それを踏まえたうえで、参考にしたいのがロングアイアンだけ別モデルにするという組み合わせ。「アイアンセットの中で難しく感じる番手をユーティリティに替える選択肢の他に『他のアイアンを使う』という選択肢という点では大いに参考にしていただいて良いと思います。現代アイアンは5番から上の番手が単品販売されているモデルが多いです。まず一度、自分のアイアンの『トータル飛距離』と『キャリー』から簡易的にデータ化してみてはいかがでしょうか?」。ローリー・マキロイ(北アイルランド、4番のみ『P750』、5番から9番まで『P730』)らPGAツアーメンバーに多いセッティング。選択肢の1つとしてみるのも十分にありだ。