辻村氏は宮里のプレースタイルについて以下のように話す。
「宮里さんは、ティショットをしっかりとフェアウェイに置いて攻めていくタイプ。そしてウェッジの扱いに関しては特筆すべきものがあります。アプローチは距離を打ち分けられるし、グリーン周りからもバリエーションが豊富。イーグル数も多いですが、アースではパー5でレイアップした3打目を直接入れたものが2つ。そして、グリーンを外したとしても大体のところからなら“寄せワン”でパーを拾える。申ジエさんのゴルフに通じるところがありますね」(辻村氏)
辻村氏の言葉通り、ドライビングディスタンスは74位ながらフェアウェイキープ率は8位。特に平均パット数(1ラウンド当たり)は11位(29.2264)とかなり高い数値。これだけ見てもアプローチとパッティングの上手さが伝わってくる。リカバリー率も15位と高水準。今大会をはじめ、ダイキン、ヤマハレディースといった強い風が吹いたトーナメントで強さを発揮したのもうなずける。
「宮里さんのショートゲームを見ていて、特に上手いなと思うのが判断の良さ。ライ、ピンまでの距離、グリーンの状態・傾斜など様々な状況を加味したうえで、数多くある引き出しの中から適切なアプローチを選択できる。ライに関係なく、自分の得意な球種を選んでしまう人は少なからずいます。もちろん引き出しの多さあってのことですが、ちゃんと状況にあったアプローチできるからちゃんと寄る。これはアメリカ時代に培ってきたものでしょう」
■アップテンポスイング 戦い方も上手い
宮里のスイングについて辻村氏は「アップテンポなスイングです」と評する。
「大振りせずコンパクトに振っていくタイプ。アップテンポですが、決して打ち急いでいるわけではありません。それが分かるのがトップでのリストの角度。早めにコック(手首を折る動作)してクラブをスッと上げていきますが、トップでしっかりと左手の親指にシャフトが乗っかっている。このかたちができているから、そのリストのためをしっかりと使って、リストの解放を元にダウンブローで打てています。アイアン型のスイングともいえますね。だからアイアンのキレもいい」(辻村氏)
「宮里さんは、ティショットをしっかりとフェアウェイに置いて攻めていくタイプ。そしてウェッジの扱いに関しては特筆すべきものがあります。アプローチは距離を打ち分けられるし、グリーン周りからもバリエーションが豊富。イーグル数も多いですが、アースではパー5でレイアップした3打目を直接入れたものが2つ。そして、グリーンを外したとしても大体のところからなら“寄せワン”でパーを拾える。申ジエさんのゴルフに通じるところがありますね」(辻村氏)
辻村氏の言葉通り、ドライビングディスタンスは74位ながらフェアウェイキープ率は8位。特に平均パット数(1ラウンド当たり)は11位(29.2264)とかなり高い数値。これだけ見てもアプローチとパッティングの上手さが伝わってくる。リカバリー率も15位と高水準。今大会をはじめ、ダイキン、ヤマハレディースといった強い風が吹いたトーナメントで強さを発揮したのもうなずける。
「宮里さんのショートゲームを見ていて、特に上手いなと思うのが判断の良さ。ライ、ピンまでの距離、グリーンの状態・傾斜など様々な状況を加味したうえで、数多くある引き出しの中から適切なアプローチを選択できる。ライに関係なく、自分の得意な球種を選んでしまう人は少なからずいます。もちろん引き出しの多さあってのことですが、ちゃんと状況にあったアプローチできるからちゃんと寄る。これはアメリカ時代に培ってきたものでしょう」
■アップテンポスイング 戦い方も上手い
宮里のスイングについて辻村氏は「アップテンポなスイングです」と評する。
「大振りせずコンパクトに振っていくタイプ。アップテンポですが、決して打ち急いでいるわけではありません。それが分かるのがトップでのリストの角度。早めにコック(手首を折る動作)してクラブをスッと上げていきますが、トップでしっかりと左手の親指にシャフトが乗っかっている。このかたちができているから、そのリストのためをしっかりと使って、リストの解放を元にダウンブローで打てています。アイアン型のスイングともいえますね。だからアイアンのキレもいい」(辻村氏)