レギュラーツアーに出場する選手には、今年5月に行われた「中京テレビ・ブリヂストンレディス」の選手ミーティングの場で、再度、自粛の方針が伝えられた。「それが原因というわけではないですが…」(森本氏)というが、ちょうどサロンパスカップを境に、改めて選手の共通認識となったのだ。渋野の2勝目となった「資生堂 アネッサ レディス」で、このシーンが再現されなかったのには、こんな背景があったというわけだ。
今年のプレーヤーズ委員会の委員長に就任した有村智恵は、ウォーターシャワー自粛について、「もともと、認識としてありました。ダメというよりは『できたら控えてください』というイメージですね」と口にする。そして選手としては、「ウォーターシャワーで祝福するのは、パフォーマンスとしては絵になるし面白いとは思う。だけど、例えば白いウェアの時には、ちょっと大変だなとは思いますね。優勝者としていい状態で写真に撮られたいという気持ちもあるでしょうし、そこは男子とは違って、気をつけないといけない部分かなとは思います」という考えがあることを教えてくれた。
有村自身も、2009年の「エビアン・マスターズ」(現エビアン・チャンピオンシップ)で宮里藍が米国ツアー初優勝を挙げた際、ウォーターシャワーで祝福した経験をもつ。「アメリカでは今でもやっていますし、日本でも何か別のお祝い方法があるといいですよね」という気持ちもある。
ちなみに、今年の「Tポイント×ENEOSゴルフトーナメント」で上田桃子が優勝した際、用意されていたのは水ではなくフラワーシャワーだった。これは実に色鮮やかで、優勝を祝うにふさわしい華やかさがあったことは記憶に残っている。
男子では、6月に行われた「日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills」を制した堀川未来夢がバケツ一杯の水をかけられたり、先週も「フジサンケイクラシック」で優勝したパク・サンヒョン(韓国)がビチャビチャになりながら喜びを噛みしめたシーンのように、ウォーターシャワーは印象に残る一コマにもなっている。さて女子にも、さらに優勝のシーンを彩る、女性らしい“祝福の儀式”はないものだろうか? そんなことを、ちょっと考えたくなった。(文・間宮輝憲)
今年のプレーヤーズ委員会の委員長に就任した有村智恵は、ウォーターシャワー自粛について、「もともと、認識としてありました。ダメというよりは『できたら控えてください』というイメージですね」と口にする。そして選手としては、「ウォーターシャワーで祝福するのは、パフォーマンスとしては絵になるし面白いとは思う。だけど、例えば白いウェアの時には、ちょっと大変だなとは思いますね。優勝者としていい状態で写真に撮られたいという気持ちもあるでしょうし、そこは男子とは違って、気をつけないといけない部分かなとは思います」という考えがあることを教えてくれた。
有村自身も、2009年の「エビアン・マスターズ」(現エビアン・チャンピオンシップ)で宮里藍が米国ツアー初優勝を挙げた際、ウォーターシャワーで祝福した経験をもつ。「アメリカでは今でもやっていますし、日本でも何か別のお祝い方法があるといいですよね」という気持ちもある。
ちなみに、今年の「Tポイント×ENEOSゴルフトーナメント」で上田桃子が優勝した際、用意されていたのは水ではなくフラワーシャワーだった。これは実に色鮮やかで、優勝を祝うにふさわしい華やかさがあったことは記憶に残っている。
男子では、6月に行われた「日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills」を制した堀川未来夢がバケツ一杯の水をかけられたり、先週も「フジサンケイクラシック」で優勝したパク・サンヒョン(韓国)がビチャビチャになりながら喜びを噛みしめたシーンのように、ウォーターシャワーは印象に残る一コマにもなっている。さて女子にも、さらに優勝のシーンを彩る、女性らしい“祝福の儀式”はないものだろうか? そんなことを、ちょっと考えたくなった。(文・間宮輝憲)