「手で上げていましたね。トップがはまらないことが多かったです。そのため、ここ1カ月くらいは手で上げるのを辞めようと、すごく意識しています。でも、練習ではできても、試合になるとアングルだったり、できないことが多いのですが、先週はそれができていたと思います。実際にフェアウェイに行く回数も増えました」と自己分析する。
辻村氏の指摘に対し、柏原はそのクセとの戦いをすでに始めており、「半分くらいは改善されているのではないでしょうか」と辻村氏も分析する。「どうしてもインパクトのときにクラブが下から入るのを嫌がって、アウトサイドに上げて、上から、というのを意識しすぎると、そうなってしまうことがあります」という言葉通り、柏原もジュニア時代、プロ入り直後は「全然違いました」とした。
そんな成果が出たのがミヤギテレビ杯で、「元々の小技のうまさと、ショットがかみ合ったのだから、勝てたのは当然ですね」という辻村氏。実は、手上げ以外でも、柏原の中では、意識改革が行われていた。
「以前は距離とか、そういうところしか考えないで打っていたショットですが、今は、弾道までイメージを膨らませて、打つ前に自分で決めて、それでキャディさんと相談するようにしています。これはウェッジでも長いクラブでも同じです。ミスしたら自分で取り返すことができるので」(柏原)
ツアートップのショートゲームに加え、スイングの改善、さらにはミスを怖れない決断力。すべてが備わった上での勝ちだった。
辻村氏の指摘に対し、柏原はそのクセとの戦いをすでに始めており、「半分くらいは改善されているのではないでしょうか」と辻村氏も分析する。「どうしてもインパクトのときにクラブが下から入るのを嫌がって、アウトサイドに上げて、上から、というのを意識しすぎると、そうなってしまうことがあります」という言葉通り、柏原もジュニア時代、プロ入り直後は「全然違いました」とした。
そんな成果が出たのがミヤギテレビ杯で、「元々の小技のうまさと、ショットがかみ合ったのだから、勝てたのは当然ですね」という辻村氏。実は、手上げ以外でも、柏原の中では、意識改革が行われていた。
「以前は距離とか、そういうところしか考えないで打っていたショットですが、今は、弾道までイメージを膨らませて、打つ前に自分で決めて、それでキャディさんと相談するようにしています。これはウェッジでも長いクラブでも同じです。ミスしたら自分で取り返すことができるので」(柏原)
ツアートップのショートゲームに加え、スイングの改善、さらにはミスを怖れない決断力。すべてが備わった上での勝ちだった。