とはいえ、攻略に向けて誰もがポイントに挙げる高麗芝。辻村氏が「ツアーで一番選手が“首をかしげる”グリーンと言っていいでしょう」と話す難グリーンを攻略できなければ勝機は見えてこない。
■難グリーンにたどり着くまでも決して優しくない
問題はそのグリーンにたどり着くまでも一筋縄ではいかないところ。「ドッグレッグが多く、ティショットの落としどころが狭いホールも多い。距離が長いコースではないですが、フェアウェイに置くにはコツがいるコースといえるでしょうね」。例えで挙げたのが3番ホール。緩い右ドッグレッグだが、フェアウェイには大きな右傾斜がある。さらに海に向かって打つため風の計算も問われる。ラフまで行けばボギーは濃厚だ。
また、先述の通り狙うグリーンは高麗芝。ティショットをフェアウェイに置けたとしてもまだまだ油断はできない。
「パッティングだけに芝目が影響するわけではありません。ショット、アプローチだって大きな影響を受けます。先ほども言ったように、グリーンによっては目が3方向くらい向いているホールもある。それを踏まえたうえでの選択ができるのか。頭の良さ、マネジメント力、そして経験が問われます」
グリーンを外せばまた厄介なものが顔を覗かせる。「グリーン周りはティフトンの芝とそうでない芝のところがある。ティフトンはスピンを入れづらい。アプローチを寄せるためには、芝の種類の見極めも非常にカギとなる。渋野さんのポイントとなるのは特にアプローチでしょうね」。
■伸ばす5ホールと耐える5ホール メリハリが勝利へのカギ
また今大会は全選手が1番ティからスタート。通常のトーナメントのようにインコースからスタートする選手はおらず、全選手が同じ順番でホールをこなしていく。そのなかでカギとなるのが、大きくおもむきの変わる2つのゾーン。
■難グリーンにたどり着くまでも決して優しくない
問題はそのグリーンにたどり着くまでも一筋縄ではいかないところ。「ドッグレッグが多く、ティショットの落としどころが狭いホールも多い。距離が長いコースではないですが、フェアウェイに置くにはコツがいるコースといえるでしょうね」。例えで挙げたのが3番ホール。緩い右ドッグレッグだが、フェアウェイには大きな右傾斜がある。さらに海に向かって打つため風の計算も問われる。ラフまで行けばボギーは濃厚だ。
また、先述の通り狙うグリーンは高麗芝。ティショットをフェアウェイに置けたとしてもまだまだ油断はできない。
「パッティングだけに芝目が影響するわけではありません。ショット、アプローチだって大きな影響を受けます。先ほども言ったように、グリーンによっては目が3方向くらい向いているホールもある。それを踏まえたうえでの選択ができるのか。頭の良さ、マネジメント力、そして経験が問われます」
グリーンを外せばまた厄介なものが顔を覗かせる。「グリーン周りはティフトンの芝とそうでない芝のところがある。ティフトンはスピンを入れづらい。アプローチを寄せるためには、芝の種類の見極めも非常にカギとなる。渋野さんのポイントとなるのは特にアプローチでしょうね」。
■伸ばす5ホールと耐える5ホール メリハリが勝利へのカギ
また今大会は全選手が1番ティからスタート。通常のトーナメントのようにインコースからスタートする選手はおらず、全選手が同じ順番でホールをこなしていく。そのなかでカギとなるのが、大きくおもむきの変わる2つのゾーン。