毎週、ゴルフツアー会場で選手たちを撮影し続けるプロカメラマン。インサイドロープでプロゴルファーの凄みや熱気を感じ、ときおり会話のやりとりを見聞きするなど、“試合中の選手たちに最も近いメディア”であるツアーカメラマンが見た印象的な景色を紹介する。【LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ編】
今年最後の女たちの戦い 藤田光里ら出場のファイナルQT【LIVE写真】
全39試合、国内女子ツアーの今季試合数は過去最高だった。すべての試合が数々のドラマを生み出した。その総決算となった最終戦。ある写真を撮ろうと、カメラマンは奔走した。
終盤の3連勝で一気に女王レースを駆け上がり、2度目の賞金女王に王手をかけた鈴木愛。ルーキーイヤーでシンデレラストーリーを突っ走った渋野日向子。この2人の“絡み”を撮影しようと、会場には練習日から大勢のカメラマンが集結した。
初日のスタートは賞金ランキング順。同1位だった鈴木は同2位の申ジエ(韓国)と最終組。同3位の渋野はその1つ前の組となり、プレー中に2人を1つのフレームに収めることはできなかった。そのため、ホールアウト後の練習場、練習グリーンと、カメラマンは2人を待ち受けるが、ニアミスはあっても一切言葉をかわすことはなかった。
そんな2人の表情を1週間撮影した村上航カメラマン。今年最後の1枚に選んだのは、最後の最後に撮影した“奇蹟”の1枚だ。「最終戦では、全選手が18番グリーンに集まって記念撮影を行いますが、そこに鈴木選手と渋野選手も来て、ほかの選手とスマホ撮影をしたり、話しをしていました。そこで2人はお互いの姿を見つけると、自然と歩み寄って握手をしました」(村上カメラマン)。
今年最後の女たちの戦い 藤田光里ら出場のファイナルQT【LIVE写真】
全39試合、国内女子ツアーの今季試合数は過去最高だった。すべての試合が数々のドラマを生み出した。その総決算となった最終戦。ある写真を撮ろうと、カメラマンは奔走した。
終盤の3連勝で一気に女王レースを駆け上がり、2度目の賞金女王に王手をかけた鈴木愛。ルーキーイヤーでシンデレラストーリーを突っ走った渋野日向子。この2人の“絡み”を撮影しようと、会場には練習日から大勢のカメラマンが集結した。
初日のスタートは賞金ランキング順。同1位だった鈴木は同2位の申ジエ(韓国)と最終組。同3位の渋野はその1つ前の組となり、プレー中に2人を1つのフレームに収めることはできなかった。そのため、ホールアウト後の練習場、練習グリーンと、カメラマンは2人を待ち受けるが、ニアミスはあっても一切言葉をかわすことはなかった。
そんな2人の表情を1週間撮影した村上航カメラマン。今年最後の1枚に選んだのは、最後の最後に撮影した“奇蹟”の1枚だ。「最終戦では、全選手が18番グリーンに集まって記念撮影を行いますが、そこに鈴木選手と渋野選手も来て、ほかの選手とスマホ撮影をしたり、話しをしていました。そこで2人はお互いの姿を見つけると、自然と歩み寄って握手をしました」(村上カメラマン)。