また、ダウンスイングでの腕の使い方も評価ポイント。「飛距離を出したいから結構オーバースイングですが、力感がないんですよね。トップは高いし、切り返しも高い位置から来る。だけどダウンスイングの途中で結構右ヒジが体にめり込むくらい近くにくるのがすごくいい。高い位置から下ろすと手が遠回りがちですが、高いところから下ろすけどしっかり引きつけられているから、ためた力がほどけません。そして、インパクトの後も体を開いていないし、下半身も粘っていて、腕の三角形が体の正面にクラブがあるからそれがすごくいいなと思います」。パワーロスを減らすコツがここにある。
「昨年ジエさんに7打差を逆転されたフジサンケイレディスで一緒に回りましたが、吉本さんはショットだけでなくゴルフ自体がすごくいい。スコアも伸ばしていましたし、勝負どころでのパターも入る。優勝については、あとはタイミングなのかなと思います。小技もすごく上手ですが、やっぱり体が小さいのでちょっと飛距離が出ないタイプなんですよね。それはちょっと難しいところでもありますが、コースセッティングが短い試合とかもありますし、飛ばそうと思うとスイングのバランスが崩れちゃうからこのままでいいと思います。あとはショットの精度が上がれば優勝争いの回数はもっと増えるのかな、と思いますよ」
大江香織(おおえ・かおり)/1990年4月5日生まれ、山形県出身。通算3勝。153cmと小柄ながら体全体を大きく使ったスイングで8年連続シードを保持するなど、息の長い選手として活躍。2019年にツアー撤退を表明、「今後ツアーを撤退するプロに“大江が生きているから撤退しても大丈夫”と思ってもらえるように、色々活動できたら」と20年からは新たなかたちでゴルフに携わっている。
「昨年ジエさんに7打差を逆転されたフジサンケイレディスで一緒に回りましたが、吉本さんはショットだけでなくゴルフ自体がすごくいい。スコアも伸ばしていましたし、勝負どころでのパターも入る。優勝については、あとはタイミングなのかなと思います。小技もすごく上手ですが、やっぱり体が小さいのでちょっと飛距離が出ないタイプなんですよね。それはちょっと難しいところでもありますが、コースセッティングが短い試合とかもありますし、飛ばそうと思うとスイングのバランスが崩れちゃうからこのままでいいと思います。あとはショットの精度が上がれば優勝争いの回数はもっと増えるのかな、と思いますよ」
大江香織(おおえ・かおり)/1990年4月5日生まれ、山形県出身。通算3勝。153cmと小柄ながら体全体を大きく使ったスイングで8年連続シードを保持するなど、息の長い選手として活躍。2019年にツアー撤退を表明、「今後ツアーを撤退するプロに“大江が生きているから撤退しても大丈夫”と思ってもらえるように、色々活動できたら」と20年からは新たなかたちでゴルフに携わっている。