試合という“職場”がない状態のアスリートたちは、それぞれの在り方を模索し、再開に備えて練習を積み重ねている。だが、本当にいつか、元の状態での再開ができるのだろうか。待っていてくれるファンも多いだろうが、しばらく見ないうちに「試合を見る」という習慣を失う人もいるだろう。
スポンサーも同様だ。他のスポーツと違い、興行よりもスポンサー依存体質の日本のゴルフツアーでは、スポンサーの“体力“がなくなれば、試合を支えてはくれない。スポンサーがゴルフの試合にお金を出しているのは、宣伝広告と社会貢献という名目がほとんどだ。会社が危機的状況に陥った時、一番に切り捨てられるのはこの部分だ。元々、試合数が少ない男子ツアーなど、これが長引けばひとたまりもないだろう。では、女子が大丈夫かといえば、そんな保証はどこにもない。
そうならないための努力をしておかなくてはならない。先の見えない不安にさいなまれる人々に笑顔とポジティブな気持ちを取り戻してもらうことが、自分たちを守ることにもなる。
“Stay home”を合言葉に、人々が引きこもらざるを得ないのなら、スポーツを見る楽しみを味わってもらえばいい。世の中を縮こまらせている元凶である新型コロナウイルスそのものや、新しいニュース以外に、だらだらと不安をあおる番組を見ているよりは、はるかに健康的だ。
テレビなら、過去のスポーツ映像を流すことはできるはず。感染が広がり、番組制作の現場も思うに任せず、コンテンツが不足するのなら、ゴルフでもサッカーでも野球でも、もっている映像を流せばいい。
ネットならもっと簡単に可能性を探れるだろう。新たな映像を見せることができるからだ。ファンを楽しませるプレー動画や、レッスン、インタビュー…。好きなプレーヤーが登場するなら、日常生活の一部を切り取ったものでもうれしいだろう。これなら、アスリート本人だけでもできる。
スポンサーも同様だ。他のスポーツと違い、興行よりもスポンサー依存体質の日本のゴルフツアーでは、スポンサーの“体力“がなくなれば、試合を支えてはくれない。スポンサーがゴルフの試合にお金を出しているのは、宣伝広告と社会貢献という名目がほとんどだ。会社が危機的状況に陥った時、一番に切り捨てられるのはこの部分だ。元々、試合数が少ない男子ツアーなど、これが長引けばひとたまりもないだろう。では、女子が大丈夫かといえば、そんな保証はどこにもない。
そうならないための努力をしておかなくてはならない。先の見えない不安にさいなまれる人々に笑顔とポジティブな気持ちを取り戻してもらうことが、自分たちを守ることにもなる。
“Stay home”を合言葉に、人々が引きこもらざるを得ないのなら、スポーツを見る楽しみを味わってもらえばいい。世の中を縮こまらせている元凶である新型コロナウイルスそのものや、新しいニュース以外に、だらだらと不安をあおる番組を見ているよりは、はるかに健康的だ。
テレビなら、過去のスポーツ映像を流すことはできるはず。感染が広がり、番組制作の現場も思うに任せず、コンテンツが不足するのなら、ゴルフでもサッカーでも野球でも、もっている映像を流せばいい。
ネットならもっと簡単に可能性を探れるだろう。新たな映像を見せることができるからだ。ファンを楽しませるプレー動画や、レッスン、インタビュー…。好きなプレーヤーが登場するなら、日常生活の一部を切り取ったものでもうれしいだろう。これなら、アスリート本人だけでもできる。