ティエリアの地面は、緩やかな“お椀型”になっていたり、コース全体の傾斜が入っていたりと、決して平らな場所ばかりではない。セオリーだけを意識してアドレスに入ると、実はそこがつま先上りで左にボールが出る原因になったり、逆につま先下がりで右へ…、なんてことも考えられなくはない。
佐々木キャディは、以前バッグを担いだ申ジエ(韓国)の名を挙げ、「彼女が一番平らな場所を探している。“右に飛ぶのが嫌だから右に立つ”などプロ特有の色々な考え方もあるけれど、(ジエは)そういうことはしない。もちろん真っすぐ飛ばせる自信があるというのも大きいけど、ただ平らな場所を探すだけですね」と“証言”する。
確かにそういわれると、プロがティショット前に何かを確かめるよう足場を固める場面や、その組の全員が同じ場所から打つ姿はよく見かける光景だ。この時は、そこが平らな場所ということも多いようなので、ぜひこういう部分も参考にしたいところだ。
■朝の練習場… ショット練習しすぎは“×”!
最後にラウンド前、特にショット練習について、1つ提言も。それは“朝の練習で練習しすぎるな”。「朝の練習でうまくなるわけではないので、ショット練習は柔軟運動くらいに考えたほうがいいです。こだわりのルーティンがあれば別ですが、そうでない場合、当たってようが外れてようが、ドライバー、FW、アイアン2本くらいにウェッジをそれぞれ3〜4球ずつ打てばいいと思います」。
そうやって体を温めたら、練習グリーンに向かい、パター練習に時間を割くのが有効だと続ける。「その日のグリーンコンディションをしっかりと把握して、距離感を意識することのほうが大事。8mくらいの距離から3球くらい何も考えずに打って、寄せるだけでもどんどん感覚がつかめてくるはず。それでグリーンのスピードに合わせていくほうが、スコアに直結するのではないでしょうか」。
「ラウンドは新たな課題を見つける場所」と佐々木氏。コースに出る前日までに練習は終わらせて、コースはそれを発揮し、そして次の練習材料を得る場所ということだ。「やっぱりゴルフの大前提は楽しむものであってほしいですよね。朝の練習場で劇的にうまくなる方法があるならば、みんなそれを普段の練習でもやっているはず。気持ちよくコースに出るのが一番大事ですから」。プロトーナメントという緊張の場に身を置くからこそ、余計にこう思うのかもしれない。
佐々木キャディは、以前バッグを担いだ申ジエ(韓国)の名を挙げ、「彼女が一番平らな場所を探している。“右に飛ぶのが嫌だから右に立つ”などプロ特有の色々な考え方もあるけれど、(ジエは)そういうことはしない。もちろん真っすぐ飛ばせる自信があるというのも大きいけど、ただ平らな場所を探すだけですね」と“証言”する。
確かにそういわれると、プロがティショット前に何かを確かめるよう足場を固める場面や、その組の全員が同じ場所から打つ姿はよく見かける光景だ。この時は、そこが平らな場所ということも多いようなので、ぜひこういう部分も参考にしたいところだ。
■朝の練習場… ショット練習しすぎは“×”!
最後にラウンド前、特にショット練習について、1つ提言も。それは“朝の練習で練習しすぎるな”。「朝の練習でうまくなるわけではないので、ショット練習は柔軟運動くらいに考えたほうがいいです。こだわりのルーティンがあれば別ですが、そうでない場合、当たってようが外れてようが、ドライバー、FW、アイアン2本くらいにウェッジをそれぞれ3〜4球ずつ打てばいいと思います」。
そうやって体を温めたら、練習グリーンに向かい、パター練習に時間を割くのが有効だと続ける。「その日のグリーンコンディションをしっかりと把握して、距離感を意識することのほうが大事。8mくらいの距離から3球くらい何も考えずに打って、寄せるだけでもどんどん感覚がつかめてくるはず。それでグリーンのスピードに合わせていくほうが、スコアに直結するのではないでしょうか」。
「ラウンドは新たな課題を見つける場所」と佐々木氏。コースに出る前日までに練習は終わらせて、コースはそれを発揮し、そして次の練習材料を得る場所ということだ。「やっぱりゴルフの大前提は楽しむものであってほしいですよね。朝の練習場で劇的にうまくなる方法があるならば、みんなそれを普段の練習でもやっているはず。気持ちよくコースに出るのが一番大事ですから」。プロトーナメントという緊張の場に身を置くからこそ、余計にこう思うのかもしれない。