どんな選手になりたいかという問いには、間髪入れずに「粘り強いゴルファーになりたい」と返ってきた。「パーを拾う粘りはもちろん、相手が嫌だなと思っているところでバーディを獲れるような選手。そうやってくらいついていける勝負強いプロになれたらいいなと思います」。ゴルフだけでなく、会話の中でも頭の回転の早さが伝わってくる。青木瀬令奈のコーチ兼キャディで、吉田と同組でラウンドしたことがある大西翔太氏は、「非常に感覚が鋭い。渋野日向子さんと似ている部分があると思います」と評するほどだ。
吉田はプロゴルファーであると同時に、日本ウェルネススポーツ大学に通う女子大生。「ゴルフだけがすべてではないし、ゴルフが終わった後の人生を豊かにできるように、ツアーの合間に学校に行こうと思っています」と、芯の強さが見てとれる。
ルーキーイヤーは「自分のプレーができるように集中してやれたらいいなと思います」と話した吉田。その先には、米ツアーも見据えている。「そこまでにどれほど自分が成長できるかわからないですが、まずは高く目標をもって成長していければ、その扉は開くと思います」。世界を舞台にプラチナの輝きを放つ日を目指し、一段ずつ階段を上っていく。
■山下美夢有
プロテストの受験年齢制限が高校3年生世代まで引き下げられたことにより、昨年は3人の“女子高生プロ”が誕生。そのうちの一人が、今年1月に大阪桐蔭高の卒業式を迎えた山下美夢有(みゆう)だ。安田や西村たち“プラチナ世代”と並び、QTでも13位と今季レギュラーツアー前半戦の出場権を獲得した。
「早くテストを受けることができるようになったのは、うれしさのほうが大きかったです。以前のままなら、『高校を卒業してテストまで何をしようかな』と考えていたと思います」と、前向きな姿勢で難関突破を果たした。安田らを擁する一つ上の世代がライバルになったことについても、「同じテストになると聞いた時には、“無理”とは思わず、『私も頑張ってついていこう』という気持ちになれました」と、気後れすることもなかった。
また、同世代にはジャンボこと尾崎将司の愛弟子・西郷真央と、ルーキー離れした飛距離を誇る笹生優花がいる。3人とも無事QTから来季前半戦の出場権を獲得しており、今後もライバルとしてコースでしのぎを削り合うことになる。「同級生だからこそ話せることもあるし、そういう仲間がいてよかった」と、山下にとって2人の存在は大きいものになりそうだ。「ファンも大切に。自分らしく、笑顔で頑張っていこうと思います」と、おっとりとした雰囲気のなかに秘める熱い思いを垣間見せた。
吉田はプロゴルファーであると同時に、日本ウェルネススポーツ大学に通う女子大生。「ゴルフだけがすべてではないし、ゴルフが終わった後の人生を豊かにできるように、ツアーの合間に学校に行こうと思っています」と、芯の強さが見てとれる。
ルーキーイヤーは「自分のプレーができるように集中してやれたらいいなと思います」と話した吉田。その先には、米ツアーも見据えている。「そこまでにどれほど自分が成長できるかわからないですが、まずは高く目標をもって成長していければ、その扉は開くと思います」。世界を舞台にプラチナの輝きを放つ日を目指し、一段ずつ階段を上っていく。
■山下美夢有
プロテストの受験年齢制限が高校3年生世代まで引き下げられたことにより、昨年は3人の“女子高生プロ”が誕生。そのうちの一人が、今年1月に大阪桐蔭高の卒業式を迎えた山下美夢有(みゆう)だ。安田や西村たち“プラチナ世代”と並び、QTでも13位と今季レギュラーツアー前半戦の出場権を獲得した。
「早くテストを受けることができるようになったのは、うれしさのほうが大きかったです。以前のままなら、『高校を卒業してテストまで何をしようかな』と考えていたと思います」と、前向きな姿勢で難関突破を果たした。安田らを擁する一つ上の世代がライバルになったことについても、「同じテストになると聞いた時には、“無理”とは思わず、『私も頑張ってついていこう』という気持ちになれました」と、気後れすることもなかった。
また、同世代にはジャンボこと尾崎将司の愛弟子・西郷真央と、ルーキー離れした飛距離を誇る笹生優花がいる。3人とも無事QTから来季前半戦の出場権を獲得しており、今後もライバルとしてコースでしのぎを削り合うことになる。「同級生だからこそ話せることもあるし、そういう仲間がいてよかった」と、山下にとって2人の存在は大きいものになりそうだ。「ファンも大切に。自分らしく、笑顔で頑張っていこうと思います」と、おっとりとした雰囲気のなかに秘める熱い思いを垣間見せた。