■佐伯塾の教えは目標設定の高さを間違えないこと
今回は、田中のほかにも教え子の菅沼菜々、沖せいら、田辺ひかり全員が予選突破。「全員通ってくれてうれしかったです」と、弟子たちの頑張りには目尻も下がる。田辺は最終日に「68」をマークして17位タイでフィニッシュ。菅沼も最終日こそ落としたが3日目までは上位を走った。そんな彼女たちに対して佐伯が教えるのは、主に精神面。例えば、田中と今季はステップ・アップ・ツアーが主戦場となる山路には「プロテストは散歩しながらやってこい」と昨年のテスト前に話したという。
「目標を高く持たないとダメ。目標が低いものだと努力することも減ってしまう。高い目標ならおのずと工夫したり、努力の量も増えます。どうなりたいかというビジョンを明確にして、その過程のなかでプロテストがあって、QTがあって。そこでもがいているようではダメなんです」。高すぎるくらいの目標設定で意識を高めるところからはじめ、教え子たちは、まずは開幕戦で予選突破という最低ラインをクリアした。
人気先行とならないように、足場を固めて自力をつける。そして不断の努力を続けること。その上でもっとも大事なのは、勝ち癖をつけること。「大きくても小さくてもいいから、とにかく勝つこと。この世界では勝つことが大事。まずはそこを目指してほしいです」と、勝利に対する貪欲さを持ってほしいと語る。
技術的な教えも施すが、トップクラスのツアー選手として戦ってきた佐伯だからこそ分かる選手としての心構えや、ゴルファーとしての心得などを厳しく教えるのが佐伯スタイル。「私はお悩み相談室? 駆け込み寺、そんな感じですね。来たら座禅を組ませます(笑)」。
酸いも甘いも知り尽くした佐伯のような存在は、若手選手にツアー活性化のためのエキスを注入する役目。開幕戦から「おもしろい展開」となった女子ツアー。8月以降も目が離せない展開が続いていくことを願う。
今回は、田中のほかにも教え子の菅沼菜々、沖せいら、田辺ひかり全員が予選突破。「全員通ってくれてうれしかったです」と、弟子たちの頑張りには目尻も下がる。田辺は最終日に「68」をマークして17位タイでフィニッシュ。菅沼も最終日こそ落としたが3日目までは上位を走った。そんな彼女たちに対して佐伯が教えるのは、主に精神面。例えば、田中と今季はステップ・アップ・ツアーが主戦場となる山路には「プロテストは散歩しながらやってこい」と昨年のテスト前に話したという。
「目標を高く持たないとダメ。目標が低いものだと努力することも減ってしまう。高い目標ならおのずと工夫したり、努力の量も増えます。どうなりたいかというビジョンを明確にして、その過程のなかでプロテストがあって、QTがあって。そこでもがいているようではダメなんです」。高すぎるくらいの目標設定で意識を高めるところからはじめ、教え子たちは、まずは開幕戦で予選突破という最低ラインをクリアした。
人気先行とならないように、足場を固めて自力をつける。そして不断の努力を続けること。その上でもっとも大事なのは、勝ち癖をつけること。「大きくても小さくてもいいから、とにかく勝つこと。この世界では勝つことが大事。まずはそこを目指してほしいです」と、勝利に対する貪欲さを持ってほしいと語る。
技術的な教えも施すが、トップクラスのツアー選手として戦ってきた佐伯だからこそ分かる選手としての心構えや、ゴルファーとしての心得などを厳しく教えるのが佐伯スタイル。「私はお悩み相談室? 駆け込み寺、そんな感じですね。来たら座禅を組ませます(笑)」。
酸いも甘いも知り尽くした佐伯のような存在は、若手選手にツアー活性化のためのエキスを注入する役目。開幕戦から「おもしろい展開」となった女子ツアー。8月以降も目が離せない展開が続いていくことを願う。