ギャラリー以外の部分でスピードアップするための工夫が見られたともいう。
「日によって6番、7番、9番、11番のティイングエリアが前になっていました。7番以外の3ホールは長いホールでパーオンできないことも多いホール。そこを短くすることで、パーオンの確率を上げてペースアップを図っていました。特に9番はパー3で、持つクラブが2番手くらい下がれば難易度も一気に下げることができます。7番は短いホールですが、その6番と9番の間ということもあって短くして、と、うまく調整していたように感じました」
初日は悪天候でスタートが1時間遅れた上に、途中30分ほどの中断があっても、様々な要因が重なり、全組ホールアウトすることができたのだ。
世界的に叫ばれるプレーファストは、女子ツアーにとっては単にペースアップの問題だけにとどまらない。目に見える結果として、これまで日没の関係でできなかった出場人数増が可能となるからである。
女子ツアーの最大出場人数は試合日数、開催週によって決められている。例えば日照時間の長い季節の4日間大会でのJLPGA既定上限は144人。だが、この人数に設定しているのはアース・モンダミンカップのみだ。プレーの進行が速くなれば、それだけ物理的には他の試合も出場人数を増やすことができるはずだ。
出場人数が増えることで生まれるメリットは、ツアーとしてのレベルがさらに高くなるなどいくつかあるが、特に今季は2020年・21年シーズンが統合されたことが大きい。統合されたことにより、今年はQTが行われず、昨年QTでダメだったが再起をかける選手たちは、来年出場できるレギュラーツアーは必然的に少なくなる。逆にいえばリランキングこそあれど、そこまでシーズンの中で大きな新陳代謝が行われず、調子の良い選手が試合に出ることができない。
「日によって6番、7番、9番、11番のティイングエリアが前になっていました。7番以外の3ホールは長いホールでパーオンできないことも多いホール。そこを短くすることで、パーオンの確率を上げてペースアップを図っていました。特に9番はパー3で、持つクラブが2番手くらい下がれば難易度も一気に下げることができます。7番は短いホールですが、その6番と9番の間ということもあって短くして、と、うまく調整していたように感じました」
初日は悪天候でスタートが1時間遅れた上に、途中30分ほどの中断があっても、様々な要因が重なり、全組ホールアウトすることができたのだ。
世界的に叫ばれるプレーファストは、女子ツアーにとっては単にペースアップの問題だけにとどまらない。目に見える結果として、これまで日没の関係でできなかった出場人数増が可能となるからである。
女子ツアーの最大出場人数は試合日数、開催週によって決められている。例えば日照時間の長い季節の4日間大会でのJLPGA既定上限は144人。だが、この人数に設定しているのはアース・モンダミンカップのみだ。プレーの進行が速くなれば、それだけ物理的には他の試合も出場人数を増やすことができるはずだ。
出場人数が増えることで生まれるメリットは、ツアーとしてのレベルがさらに高くなるなどいくつかあるが、特に今季は2020年・21年シーズンが統合されたことが大きい。統合されたことにより、今年はQTが行われず、昨年QTでダメだったが再起をかける選手たちは、来年出場できるレギュラーツアーは必然的に少なくなる。逆にいえばリランキングこそあれど、そこまでシーズンの中で大きな新陳代謝が行われず、調子の良い選手が試合に出ることができない。