男女を問わず、プロたちは、試合に出られるようになると研修で「自分たちだけで試合ができているわけではない」ということを叩きこまれる。だが、ルーキーたちにそれを教えているツアー側は、そのことを本当にわかっているとは到底思えない。『余裕がない』といって逃げるのは簡単だ。しかし、自分たちを支える人をも守らない限り、コロナ禍が落ち着いても、試合が行えるとは限らない。
コロナ禍で失うものは、目の前の試合だけではない。来年以降の試合や、ツアー周辺の“人材”をしっかりと守ること。今回、動き出した選手たちはそのことを分かっている。組織としても行動すべき時はとっくに来ているはずだ。(文・小川淳子)
コロナ禍で失うものは、目の前の試合だけではない。来年以降の試合や、ツアー周辺の“人材”をしっかりと守ること。今回、動き出した選手たちはそのことを分かっている。組織としても行動すべき時はとっくに来ているはずだ。(文・小川淳子)