「若林さんはドローヒッターなので、出球を左に行かせたくない。その意識から知らず知らずのうちにアウトに振ってしまっていたのでしょう。そしてドローをしっかりかけたいからクラブを寝かせて入れて回転をかけようとしていました。クラブが寝て入り、アウトに抜けていて、ボールにしっかりミートできていなかった。そして体の回転にもそぐわない打ち方だから飛距離もでなかったんです」
その2点を修正したことでショットは劇的に改善された。「ミート率が上がって、振り抜くから飛距離が伸びる。本人に聞いたところ、出産前より10ヤードも伸びたそうです。そしてフックに近い球筋がストレートに近いドローになった。今はアドレスで右を向かず、ピンを向いている。だからピンをさしていける」。最終日の1番、2番の連続バーディはショットでつけてのもの。さらに右ピンで手前に池もある3番ホールでも果敢にピンを狙ったというから驚く。
「若林さんは元々パターの感性が素晴らしい印象です。でも、今大会ではそこまでの調子ではありませんでした。つまり、そこまで戦えるショットになったということ。パターが決まればタイトルが見えてくると思いますよ」
■最終戦・宮崎のために魅せた意地 菊地絵理香の強さを見た
一方の菊地は今大会の開幕前にメルセデスランキングが28位、賞金ランキングに至っては41位。どちらかで30位以内に入らなければ、2013年から7年連続で出場している最終戦「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」に出場できない状況だった。
そんなシビアな状況にも関わらず上位でプレーしていた2日目の14番のティショットでOBが2回。「+4」を叩いてしまった。だが、そこから盛り返して3位に入り、両方のランキングで30位以内に入り、文句なしで出場権を獲得した。
その2点を修正したことでショットは劇的に改善された。「ミート率が上がって、振り抜くから飛距離が伸びる。本人に聞いたところ、出産前より10ヤードも伸びたそうです。そしてフックに近い球筋がストレートに近いドローになった。今はアドレスで右を向かず、ピンを向いている。だからピンをさしていける」。最終日の1番、2番の連続バーディはショットでつけてのもの。さらに右ピンで手前に池もある3番ホールでも果敢にピンを狙ったというから驚く。
「若林さんは元々パターの感性が素晴らしい印象です。でも、今大会ではそこまでの調子ではありませんでした。つまり、そこまで戦えるショットになったということ。パターが決まればタイトルが見えてくると思いますよ」
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一方の菊地は今大会の開幕前にメルセデスランキングが28位、賞金ランキングに至っては41位。どちらかで30位以内に入らなければ、2013年から7年連続で出場している最終戦「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」に出場できない状況だった。
そんなシビアな状況にも関わらず上位でプレーしていた2日目の14番のティショットでOBが2回。「+4」を叩いてしまった。だが、そこから盛り返して3位に入り、両方のランキングで30位以内に入り、文句なしで出場権を獲得した。