高校進学を控えたころ、2人は陸上やサッカーをやめてゴルフを選び、選ぶ以上は「ゴルフが強い高校、自分が強くなれる高校に行きたい」と考えた。
そして、姉妹自身が希望して、埼玉栄高校へ進んだ。そこでめきめき腕を上げ、昨年は2人そろって出場した全国高等学校中学校ゴルフ選手権特別大会で同校8年ぶりの団体優勝を飾った。
そうやってチームで成し遂げる喜びや達成感を感じた一方で、周囲としのぎを削り合う環境に身を置く厳しさも肌で感じ、その中で2人は歯を食い縛ってきたのだと思う。
「これまでで一番うれしかったこと」を尋ねたとき、妹・千怜は「中学のときに仲良くしていた友だちが6人いたんですけど、あんまり遊べなくて、でも私たちの一昨年の誕生日を、その6人がサプライズでお祝いしてくれたことです」。
それが、何よりうれしかったのだと喜ぶところに、ゴルフに没頭してきた高校3年間が多感な年ごろの彼女にとって、ときにはとても厳しいものであったことが垣間見えた。
取材・文/舩越園子(ゴルフジャーナリスト)
取材協力/武蔵丘短期大学
そして、姉妹自身が希望して、埼玉栄高校へ進んだ。そこでめきめき腕を上げ、昨年は2人そろって出場した全国高等学校中学校ゴルフ選手権特別大会で同校8年ぶりの団体優勝を飾った。
そうやってチームで成し遂げる喜びや達成感を感じた一方で、周囲としのぎを削り合う環境に身を置く厳しさも肌で感じ、その中で2人は歯を食い縛ってきたのだと思う。
「これまでで一番うれしかったこと」を尋ねたとき、妹・千怜は「中学のときに仲良くしていた友だちが6人いたんですけど、あんまり遊べなくて、でも私たちの一昨年の誕生日を、その6人がサプライズでお祝いしてくれたことです」。
それが、何よりうれしかったのだと喜ぶところに、ゴルフに没頭してきた高校3年間が多感な年ごろの彼女にとって、ときにはとても厳しいものであったことが垣間見えた。
取材・文/舩越園子(ゴルフジャーナリスト)
取材協力/武蔵丘短期大学