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上田桃子が流した1時間の涙…「私、限界がきてますか?」 2年ぶりVの舞台裏【辻にぃ見聞】

上田桃子が流した1時間の涙…「私、限界がきてますか?」 2年ぶりVの舞台裏【辻にぃ見聞】

所属 ALBA Net編集部
間宮 輝憲 / Terunori Mamiya

配信日時:2021年5月4日 08時30分

先週の国内女子ツアー「パナソニックオープンレディース」は、トータル5アンダーで並んだ上田桃子、大里桃子によるプレーオフのすえ、上田が国内ツアー通算15勝目をつかんだ。同じ熊本県勢の、2人の“桃子”による直接対決も話題に。その大会で上田のキャディを務めたのは、2014年からコーチとして指導も行う辻村明志氏だった。2年ぶりの優勝をすぐ近くで見届けた同氏が、そこに至るまでに上田が抱えた苦悩や、それを克服する様子を明かした。

苦悩から解き放たれた上田桃子のガッツポーズ【写真】

■師弟でともに探し始めた目標

プレーオフ2ホール目。最後の1メートルのパーパットを沈め優勝が決まると、上田は両手を高くあげ喜びを爆発させた。そしてすぐに辻村氏のもとに駆け寄り、その気持ちを分かち合った。これまで何度もタッグを組んできたが、一緒に優勝をつかんだのはこれが初めて。もちろん、2人の表情は晴れやかだ。だが、この最高の時間を味わうほんの数日前まで、コーチと教え子は大きな“葛藤”に向き合っていた。

「地元の熊本(KKT杯バンテリンレディス)で最終日にスコアを伸ばせなかった桃子は、自信を失いかけていました。熊本から帰ってきた後、『辻さん、話を聞いてください』と言われて、2時間ほど話し合いをしたのですが、そのうち半分くらいの時間は涙を流していましたね。そこでは『私、限界がきてますかね?』という言葉も出てくるほど。ボールもしっかり飛んでいるし、そんなことはないと言って、すぐに失った自信を取り戻すためクラブを振らせました」

熊本では、辻村氏はこちらも指導する小祝さくらのキャディを務めながら、首位と5打差の10位タイで迎えた最終日の上田の様子も見ていた。上田はこの日、小祝の組の1組前でプレーしていたのだが、ある違和感を発していた。「覇気がなかった。僕は桃子のスコアは見ていなかったのですが、上がった後すぐに『2オーバーか?』って聞いたんです。背中にそう書いてあった。そしてやはりその通りだったんです」。

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