原の場合、ドライバーでもダウンブローなので入射角は-0.9度、打ち出し角は12.1度なので、その差は12.1-(-0.9)で13度となる。石井氏は「10度を切るくらいが効率的に飛ばせる目安。それよりも大きいと飛ばないし、小さすぎてもヘッドスピードが速くないと飛びません」という。
女子プロのなかで効率的に飛ばしている良い見本は青木瀬令奈。キャリーは199.6ヤード、トータル231.6ヤードと飛距離だけを見るとあまり飛んでいないが、ヘッドスピードは38.3m/sとそこまで速くない。入射角は3.6度アッパーで、打ち出し角は13.5度なので、その差は13.5-3.6で9.9度。石井氏が目安という10度を少し切る数字で打っていることがわかる。同様に小祝さくらは12.2-2.4で9.8度(ヘッドスピード41.6m/s・飛距離251.5ヤード)、西村優菜は13.3-3.9で9.7度(ヘッドスピード39.2m/s・飛距離236ヤード)と効率的に飛距離を出している。
では我々はどうしたら女子プロのように飛ばせるのだろうか? 「スピン量はあまり気にしないで、打ち出し角を担保してヘッドのスペックを考えたほうがいいと思います。いまのドライバーは低スピンのモデルが多いので、打ち出し角を上げないと飛ばないんです。ヘッドスピードが40m/sくらいでスピン量が少ないのであれば、打ち出し角は14度くらいあったほうがいい。背伸びをしないで、自分に合ったヘッドのスペックを考えるべきです」と石井氏はアドバイスをくれた。
昔から『ロフト9.5度でフレックスS』という数字にこだわっているアマチュアは多い。現在はかなり低スピンのヘッドが増えているので、そこに固執していると、逆にスピン量が足りずにボールの浮力が失われ、飛ばなくなってしまうのだ。お店でフィッティングする際は、自分の入射角と打ち出し角の関係にも注目してみよう。
女子プロのなかで効率的に飛ばしている良い見本は青木瀬令奈。キャリーは199.6ヤード、トータル231.6ヤードと飛距離だけを見るとあまり飛んでいないが、ヘッドスピードは38.3m/sとそこまで速くない。入射角は3.6度アッパーで、打ち出し角は13.5度なので、その差は13.5-3.6で9.9度。石井氏が目安という10度を少し切る数字で打っていることがわかる。同様に小祝さくらは12.2-2.4で9.8度(ヘッドスピード41.6m/s・飛距離251.5ヤード)、西村優菜は13.3-3.9で9.7度(ヘッドスピード39.2m/s・飛距離236ヤード)と効率的に飛距離を出している。
では我々はどうしたら女子プロのように飛ばせるのだろうか? 「スピン量はあまり気にしないで、打ち出し角を担保してヘッドのスペックを考えたほうがいいと思います。いまのドライバーは低スピンのモデルが多いので、打ち出し角を上げないと飛ばないんです。ヘッドスピードが40m/sくらいでスピン量が少ないのであれば、打ち出し角は14度くらいあったほうがいい。背伸びをしないで、自分に合ったヘッドのスペックを考えるべきです」と石井氏はアドバイスをくれた。
昔から『ロフト9.5度でフレックスS』という数字にこだわっているアマチュアは多い。現在はかなり低スピンのヘッドが増えているので、そこに固執していると、逆にスピン量が足りずにボールの浮力が失われ、飛ばなくなってしまうのだ。お店でフィッティングする際は、自分の入射角と打ち出し角の関係にも注目してみよう。