＜アース・モンダミンカップ　最終日◇27日◇カメリアヒルズCC（千葉県）◇6639ヤード・パー72＞

いよいよ賞金総額3億円、優勝5400万円の超ビッグトーナメントが最終日を迎えた。3日目を終え単独トップに立ったのは、2017年以来となる4年ぶりVを目指すトータル16アンダーの菊地絵理香。そして4打差の2位に西郷真央が続く。これに7打差・3位タイの上田桃子を加えた3人が、最終組でプレーする。

エリカ姫…ボール食べちゃう？？？【大会フォト】

西郷にとっては、昨年に続き2年連続での今大会最終日最終組入りとなる。1年前は国内女子ツアー日本人初となるプロデビュー戦初優勝という快挙がかかったが、9番で痛恨の池ポチャをするなど伸ばしきれず、5位タイに終わった。そしてその大会で、今年も優勝争いに名乗りをあげた。

3日目もきっちり「68」と伸ばし、菊地に食い下がった。「後半はなかなか風の読みが、少しずれてしまった。バーディパットをあまり打てなかったのがもったいなかった」と振り返ったが、「スコアを伸ばすことが目標だった。そこをクリアできたのはよかった」と、最終日につながるゴルフを続けた。

日曜日は事前から悪天候になることが予想された。1年前の大会が、日曜日のラウンドが大雨のため順延になり、予備日に設定されていた月曜日まで勝負がずれ込んでいることもあり、それを思い出させるような展開だ。だが西郷は前日、「もし明日がなくなって（中止になって）、明後日、天候がいいなかでできたらラッキー。悪天候のなかでやるとしても条件はみんな一緒。耐えるところで耐えて、攻めるところで攻める勝負をします」と話しており、動揺することは決してなさそうだ。