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菊地絵理香、4年ぶりV! ウェッジのように打てる曲がらないティショット&ショートパットへの自信【辻にぃ見聞】

菊地絵理香、4年ぶりV! ウェッジのように打てる曲がらないティショット&ショートパットへの自信【辻にぃ見聞】

所属 ALBA Net
下村 耕平 / Kohei Shimomura

配信日時:2021年6月29日 11時00分

続けてウェッジの上手さを辻村氏は挙げる。「ウェッジが上手い選手の条件は、ヘッドの重さをしっかり使えること。ウェッジショットを力で振り回している人は上手い人はいない。菊地さんは、上げるときも下ろすときもヘッドの重みを感じてタイミングが変わらない。この辺が本当に上手い」と絶賛する。

ドライバーの飛距離はそこまで出ない菊地が、57度のウェッジで80ヤード打ってくる。「やっぱりウェッジでヘッドが利いていますよね。菊地さんはパワーがあるわけではないけど、スピンがえらく入る。本当にクラブを柔らかく持って、ヘッドの重みでパーンって、きれいにボールに入れられるのが彼女の技術の真骨頂。あれだけヘッドの重さを利用して、自分は頑張らずというのが、本物の技術だと思う」と辻村氏。

菊地のウェッジの上手さはツアー通算15勝の上田桃子も一目置く。辻村氏はさらに「ウェッジの距離のコントロール、スピンの入れ方は、日本にいる選手のなかでトップクラス」とまでいう。ショットの安定に、絶対NGなゾーンを避けるマネジメント、ショートゲームへの自信。すべてが噛み合った強いゴルフで、菊地は勝つべくして勝った。

そんな菊地に2打差まで迫った19歳の西郷の存在も忘れてはならない。「西郷さんも勝てなかったけど、成長している。この1年で体が大きくがっちりしたし、スイングも体の中をしっかり使えるようになってきている。優勝は時間の問題だと思います。ライン出しのときはバチーンと体幹で打ってくる。すごくいいものがある」と辻村氏。ベテランの技が光り、1試合ごとに成長する若手。女子ツアーはますます面白くなりそうだ。

解説・辻村明志(つじむら・はるゆき)/1975年9月27日生まれ、福岡県出身。ツアープレーヤーとしてチャレンジツアー最高位2位などの成績を残し、2001年のアジアツアーQTでは3位に入り、翌年のアジアツアーにフル参戦した。転身後はツアー帯同コーチとして上田桃子、山村彩恵、松森彩夏、永井花奈、小祝さくら、吉田優利などを指導。様々な女子プロのスイングの特徴を分析し、コーチングに活かしている。プロゴルファーの辻村明須香は実妹。ツアー会場の愛称は“おにぃ”。

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