＜GMOインターネット・レディース サマンサタバサグローバルカップ 2日目◇17日◇イーグルポイントゴルフクラブ(茨城県) ◇6657ヤード・パー72＞

気温30度超。灼熱のなか行われた初日は、その温度の上昇に乗せられようるに派手な伸ばしあいとなった。なんとトーナメントコースタイ記録の9アンダーに、3人も並んだ。それが首位の若林舞衣子、濱田茉優、野澤真央だ。

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若林といえば、先週・北海道で堀琴音と繰り広げた優勝争いが記憶に新しい。プレーオフで惜しくも敗れ、史上6人目の“ママさんV”は逃したが、蒸し暑い茨城に場所を移しても好調をキープ。「スタートが早く、ちょうど暑くなってきた頃にホールアウトできたのでラッキーでした（笑）」と、組み合わせにも恵まれた。

3週前の「アース・モンダミンカップ」期間中に最愛の母を亡くした。試合中だったこともあり、最後のお別れもできず「会いにいけなかったことは後悔」と話したが、「自分のゴルフだけは後悔しないように、自分を信じてプレーしようと決めました」と強い気持ちでラウンドに臨む。今週コースには初めて長男の龍之介くん（2歳）が応援に訪れている。“家族”への思いを、一振り一振りに込めていく。

残る2人は、悲願の初優勝に向け好スタートを切った。「夏は好き」という野澤は10バーディ・1ボギーで、これまで「64」だった自己ベストを1打更新。しかし「18ホール平然としてました」という初日と同じように、引き続き受かれることなく、このまま大会をけん引していくつもりだ。