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「叩かない」「曲がらない」 長いクラブでバーディを獲れる西村優菜の最大長所【辻にぃ見聞】

「叩かない」「曲がらない」 長いクラブでバーディを獲れる西村優菜の最大長所【辻にぃ見聞】

所属 ALBA Net編集部
高桑 均 / Hitoshi Takakuwa

配信日時:2021年9月21日 11時00分

ショットでつけた短いバーディパットもありながら、4メートルから6メートルのきわどいパッティングも沈めてバーディを積み重ねた。「練習を見ていても思いますが、しっかりと出球の管理ができています。練習グリーンではティを刺して、そのあいだを通す練習をしています。そこを通す練習で出球をそろえていることでパットの数字がいいのです」と、質の高い練習がバーディラッシュを生み出した。そして、その出球の管理は、ショットも同じだと辻村氏は言う。

■“叩かない”から“曲がらない” そして距離感が“狂わない”

「西村さんは先ほどのスタッツを見ても分かるとおり、ショットの精度が高いのも特徴です。何より、フェアウェイウッドやユーティリティで距離をつくるのが抜群にうまいんです。決して球が強く出ることなく、一定の初速で飛び出していく。無理に叩かずに、クラブと体が同じスピードで動くため、距離感が合うんです。打ったあとに『止まれ』とか、距離感に対しての言葉を発しないのがその証拠です」(辻村氏)

一定のスピードでフェースに乗せて運ぶため、距離が残っていても、長いクラブを握ったとしても、ピタリと距離を合わせてくるのが西村。身長は150センチとツアー最小兵ながら、この距離感でチャンスをつくることで勝負する選手ということだ。

「西村さんはフェアウェイウッドでバーディを取ることができる選手。しっかりとボールがフェースに吸い付く感じでコントロールができています」と辻村氏が分析するとおり、距離の長いパー3がそろった今大会でも、これを苦にするどころかチャンスを生み出し、バーディを決めている。最終日は3つのバーディをこのロングクラブで奪った上に、最終ホールでは技ありのバーディも決めた。

「18番の2打目では、うまく左ヒジを抜きながら振っていって、少しカット目に打っているように見えました。球を動かすこともできる。最難関となったこの日の18番。これを1メートルにつけて、ウィニングパットを決めて後続を振り切った。「今回、そして前回の優勝時にも西村さんのバッグを担いだ宮崎キャディに聞くと、6番アイアンでもピッチングウェッジのようなソフトな球が打てる。そんなにヘッドスピードがあるわけではないがグリーン上で球が転がらずソフトに止まるとのこと。『ゆったりとしたハイドローが打てるんです』と言うんです」。

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