4人のプレーオフを制し、渋野日向子が1年11カ月ぶりの勝利を手にした「スタンレーレディス」。今年に入って取り組んでいるスイング改造についても、「(やっていることが)間違ってないから優勝できたと思う。最後までめげずにやりたい」と自信を深める1勝になった。さまざまな葛藤も乗り越えながらつかんだこの国内ツアー通算5勝目を、上田桃子らを指導するプロコーチの辻村明志氏はどう見るのか。
飛距離が伸びたポイントは?渋野日向子の最新ドライバースイング【連続写真】
■「今年一番」の仕上がりだったグリーンで試された技術
過去2年間は台風の影響で短縮競技となった大会だが、今年は概ね快晴。最終日の午前中こそ霧雨が降るぐずついた天候だったが、多くの時間を富士山も望めるような青空の下、選手たちはプレーを続けた。小祝さくらのキャディとしてコースを歩いた辻村氏は、特にグリーンの仕上がりについて「今年で一番、硬く速かった」という印象を抱いたという。そんな「12フィートは出てるように感じられた」という高速グリーンが、選手たちの技量を試した。
「いくらパワーヒッターでも、ラフからでは勝負できないグリーン。ウェッジでもラフからだと10ヤード以上は転がる状態でした」。このコンディションのなか、フェアウェイをとらえ、かつボールをしっかり止める技術に長けた好調なショット巧者たちが、上位を争う展開となった。
「相変わらず西村優菜さん、西郷真央さんはよかったし、木村彩子さんも最終日に22パットで追い上げたのはすごかった。ペ・ソンウさんは前年も(稲見萌寧との)プレーオフを戦っており、やはり相性のよさがうかがえましたね」。そのなかで、最後に勝利をつかんで大粒の涙を流したのが渋野だった。
飛距離が伸びたポイントは?渋野日向子の最新ドライバースイング【連続写真】
■「今年一番」の仕上がりだったグリーンで試された技術
過去2年間は台風の影響で短縮競技となった大会だが、今年は概ね快晴。最終日の午前中こそ霧雨が降るぐずついた天候だったが、多くの時間を富士山も望めるような青空の下、選手たちはプレーを続けた。小祝さくらのキャディとしてコースを歩いた辻村氏は、特にグリーンの仕上がりについて「今年で一番、硬く速かった」という印象を抱いたという。そんな「12フィートは出てるように感じられた」という高速グリーンが、選手たちの技量を試した。
「いくらパワーヒッターでも、ラフからでは勝負できないグリーン。ウェッジでもラフからだと10ヤード以上は転がる状態でした」。このコンディションのなか、フェアウェイをとらえ、かつボールをしっかり止める技術に長けた好調なショット巧者たちが、上位を争う展開となった。
「相変わらず西村優菜さん、西郷真央さんはよかったし、木村彩子さんも最終日に22パットで追い上げたのはすごかった。ペ・ソンウさんは前年も(稲見萌寧との)プレーオフを戦っており、やはり相性のよさがうかがえましたね」。そのなかで、最後に勝利をつかんで大粒の涙を流したのが渋野だった。