<伊藤園レディス 最終日◇14日◇グレートアイランド倶楽部(千葉県)◇6741ヤード・パー72>
終わってみれば圧倒的な強さだった。2位と1打差の単独首位から出た稲見萌寧が7つのバーディを奪って一人旅。トータル17アンダーまで伸ばして、2位に9打差をつける独走で宮里藍に続く史上2番目の若さでツアー通算10勝目を挙げた。
優勝トロフィーを掲げて笑顔の稲見萌寧【写真】
序盤こそバーディパットが決まらない展開が続いたが、5番パー5で3打目を1メートルにつけてバーディを先行させると8番でも伸ばして2位に4打差でハーフターン。折り返してからも12番から3連続バーディ、1ホールおいて16番でも2打目をピンに絡めてダメ押しのバーディを奪取。さらに18番もバーディで締めて、影すら踏ませず今季9勝目、2021年8つ目となるタイトルを手にした。
最後まで手綱を緩めないゴルフだったが、その象徴が18番の2打目だった。グリーン左に池が待ち構える名物ホールでピンは左。残りは172ヤードで持ったクラブは4番ユーティリティと距離も残った。そんななか、稲見はフェアウェイから池を越えるラインで打っていくショットでピンの右奥につけてバーディとする。この1打を「逃げない守り」と評した。
「もちろん守りに行ったショットでした。攻めるならピンの左に行っていたと思います。でも、そのなかでも守りに入りすぎないように」。保険を掛けつつも、守りに入りすぎることのない絶妙なバランスが2日間ボギーフリーで、かつ唯一の2桁アンダーというスコアにつながった。
終わってみれば圧倒的な強さだった。2位と1打差の単独首位から出た稲見萌寧が7つのバーディを奪って一人旅。トータル17アンダーまで伸ばして、2位に9打差をつける独走で宮里藍に続く史上2番目の若さでツアー通算10勝目を挙げた。
優勝トロフィーを掲げて笑顔の稲見萌寧【写真】
序盤こそバーディパットが決まらない展開が続いたが、5番パー5で3打目を1メートルにつけてバーディを先行させると8番でも伸ばして2位に4打差でハーフターン。折り返してからも12番から3連続バーディ、1ホールおいて16番でも2打目をピンに絡めてダメ押しのバーディを奪取。さらに18番もバーディで締めて、影すら踏ませず今季9勝目、2021年8つ目となるタイトルを手にした。
最後まで手綱を緩めないゴルフだったが、その象徴が18番の2打目だった。グリーン左に池が待ち構える名物ホールでピンは左。残りは172ヤードで持ったクラブは4番ユーティリティと距離も残った。そんななか、稲見はフェアウェイから池を越えるラインで打っていくショットでピンの右奥につけてバーディとする。この1打を「逃げない守り」と評した。
「もちろん守りに行ったショットでした。攻めるならピンの左に行っていたと思います。でも、そのなかでも守りに入りすぎないように」。保険を掛けつつも、守りに入りすぎることのない絶妙なバランスが2日間ボギーフリーで、かつ唯一の2桁アンダーというスコアにつながった。