対照的なのが、同学年の青木瀬令奈選手。「宮里藍 サントリーレディス」で優勝した後、調子を上げて賞金ランキング21位でシード維持をしました。優勝した時には「一時は引退も考えた」と打ち明けていたようですが、サントリー前週の予選落ちで「基本に返る」ことを決めてよくなったと聞きました。
プロゴルファーというのは常に、不安を持ちつつプレーしているものです。そんな中で、クルっと気持ちを入れ替えることが必要なこともあります。青木選手にはこれがうまくできたのでしょう。自分をしっかり持ちつつ、切り替えるべき時には切り替える。長い間、ツアーで戦い続けるためには、こんな難しいことをする必要もあるのです。
今季、思うような結果が出た人も、そうでなかった人も、本当にお疲れ様でした、と伝えたいと思います。そして、体も心も一度開放して、改めて来季、そしてその先へと向かっていくことを祈っています。
1日、1日、着実に積み上げながら、1試合、また1試合とプレーする。そんなシーズンを毎年、重ねながら、プロゴルファーの生活は続いていきます。そんなことも少し、皆さんに知って頂くことができれば、また違う目でツアーを楽しんでいただけるのではないでしょうか。
原田香里(はらだ・かおり)
1966年10月27日生まれ、山口県出身。11歳からゴルフを始めると、名門・日大ゴルフ部に進み腕を磨いた。89年のプロテストに合格しプロ転向。92年の「ミズノオープンレディスゴルフトーナメント」でツアー初優勝。93年には「日本女子プロゴルフ選手権大会」、「JLPGA明治乳業カップ年度最優秀女子プロ決定戦」勝利で公式戦2冠を達成。98年には賞金ランキングでも2位に入るなど通算7勝の活躍。一線を離れてからは日本女子プロゴルフ協会の運営に尽力。今年の3月まで理事を務めていた。
プロゴルファーというのは常に、不安を持ちつつプレーしているものです。そんな中で、クルっと気持ちを入れ替えることが必要なこともあります。青木選手にはこれがうまくできたのでしょう。自分をしっかり持ちつつ、切り替えるべき時には切り替える。長い間、ツアーで戦い続けるためには、こんな難しいことをする必要もあるのです。
今季、思うような結果が出た人も、そうでなかった人も、本当にお疲れ様でした、と伝えたいと思います。そして、体も心も一度開放して、改めて来季、そしてその先へと向かっていくことを祈っています。
1日、1日、着実に積み上げながら、1試合、また1試合とプレーする。そんなシーズンを毎年、重ねながら、プロゴルファーの生活は続いていきます。そんなことも少し、皆さんに知って頂くことができれば、また違う目でツアーを楽しんでいただけるのではないでしょうか。
原田香里(はらだ・かおり)
1966年10月27日生まれ、山口県出身。11歳からゴルフを始めると、名門・日大ゴルフ部に進み腕を磨いた。89年のプロテストに合格しプロ転向。92年の「ミズノオープンレディスゴルフトーナメント」でツアー初優勝。93年には「日本女子プロゴルフ選手権大会」、「JLPGA明治乳業カップ年度最優秀女子プロ決定戦」勝利で公式戦2冠を達成。98年には賞金ランキングでも2位に入るなど通算7勝の活躍。一線を離れてからは日本女子プロゴルフ協会の運営に尽力。今年の3月まで理事を務めていた。