なぜ、そういうことが起きるのか。私なりに分析してみました。私がプロになったのは今から30年以上前の1989年。選手層も違えば、プロになった時のレベルも今とは全く違います。プロになってすぐに活躍できる選手は本当に限られていました。
それでも、プロとして試合に出始めると、周囲からこんな風に聞かれたことをよく覚えています。「なんでプロになったら急にアンダー(のスコア)が出るの?」と。当時は今と違って、アマチュアがアンダーパーで回ることはまだ少なかったのです。
自分が何と答えたのかは覚えていませんが、今になってその答えを改めて探すと「ゴルフの質の差かな」という気がしています。
「1打の重み」というのは、競技ゴルフをしていればプロでもアマチュアでもよくわかっているはずです。それでも、プロになるとその重みは直接、賞金という形ではっきりと表れることを選手は肌で感じます。それがランキングになり、自分の評価につながる。「1打の重み」に、色々なものがついてきてさらに重くなる、と言ってもいいでしょう。それに伴って、言葉では言い表せない形で、ゴルフの組み立て方が変わってくるのではないでしょうか。
もう少し、違う方向からお話ししましょう。試合に出ているプロは、もちろん優勝を目指してプレーしていますが、優勝しなくても予選を通れば賞金がもらえます。順位によって賞金が変わる中で、攻めるところは攻めて、守るところは守ってと、その時の状況でゴルフの精度を上げていかなくてはなりません。試合は毎週あり、その中で勝つか、負けるかだけを考えていてはうまくいかないこともあります。
一方、アマチュアの場合は違います。昔に比べれば試合の数は増え、プロの試合に出られる機会もありますが、毎週プレーするわけではありません。プロの試合で予選を通っても、当然、賞金もありません。極端な言い方をすれば、優勝するか、しないか、という部分でゴルフをしているのが現在、ツアーに出ているアマチュアなのです。
それでも、プロとして試合に出始めると、周囲からこんな風に聞かれたことをよく覚えています。「なんでプロになったら急にアンダー(のスコア)が出るの?」と。当時は今と違って、アマチュアがアンダーパーで回ることはまだ少なかったのです。
自分が何と答えたのかは覚えていませんが、今になってその答えを改めて探すと「ゴルフの質の差かな」という気がしています。
「1打の重み」というのは、競技ゴルフをしていればプロでもアマチュアでもよくわかっているはずです。それでも、プロになるとその重みは直接、賞金という形ではっきりと表れることを選手は肌で感じます。それがランキングになり、自分の評価につながる。「1打の重み」に、色々なものがついてきてさらに重くなる、と言ってもいいでしょう。それに伴って、言葉では言い表せない形で、ゴルフの組み立て方が変わってくるのではないでしょうか。
もう少し、違う方向からお話ししましょう。試合に出ているプロは、もちろん優勝を目指してプレーしていますが、優勝しなくても予選を通れば賞金がもらえます。順位によって賞金が変わる中で、攻めるところは攻めて、守るところは守ってと、その時の状況でゴルフの精度を上げていかなくてはなりません。試合は毎週あり、その中で勝つか、負けるかだけを考えていてはうまくいかないこともあります。
一方、アマチュアの場合は違います。昔に比べれば試合の数は増え、プロの試合に出られる機会もありますが、毎週プレーするわけではありません。プロの試合で予選を通っても、当然、賞金もありません。極端な言い方をすれば、優勝するか、しないか、という部分でゴルフをしているのが現在、ツアーに出ているアマチュアなのです。