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スロープレーがダメなわけ〜みんな笑顔でプレーを楽しむために〜【原田香里のゴルフ未来会議】

スロープレーがダメなわけ〜みんな笑顔でプレーを楽しむために〜【原田香里のゴルフ未来会議】

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2021年12月22日 11時30分

ゴルフに興味を持ったビギナーの方に厳しすぎる? いえいえ、そんなことはありません。ビギナーの方にいきなりスコアを数えさせることのほうがよほど厳しいと思います。最初はまずゴルフ場でのびのびとプレーすることを楽しむことから始めませんか。私がビギナーの方とプレーするときは、スコアはつけないようにして、純粋にゴルフを楽しんでいただくように心がけています。

競技でなければ、難しいライから無理に打たずに打ちやすい場所から打たせてあげる“ビギナールール”を作ればいいのです。コンペなら、組ごとにスコアを競うスクランブルのような形式を利用する、など、参加しているゴルファー次第で工夫をすることをお勧めします。

最初は、芝の生え具合や傾斜による打ち方に対応するのも難しいでしょう。バンカーからの脱出も大変です。いきなりこれをやらせて、ゴルフがイヤになってしまったという話もよく聞きます。先輩ゴルファーがスロープレーを恐れて「早くしろ!」と怒鳴りつけるなどもってのほか。だって趣味なのですから。それよりも、楽しめることを考えてあげましょう。ゴルフを始めたみなさんには、できるだけ長くゴルフを続けてほしいと思うからです。

それでも、ほかの人に迷惑をかけるスロープレーは厳禁です。写真を撮るのも、SNSにアップするのも楽しむ方法の一つだと思います。でも、それをするならスタート前や、後ろの組に追いつかれていない時などにどうぞ。広いゴルフ場に200人近くいるゴルファーの中で、自分たちさえよければいい、という考えでは困ります。

乗用カートでのプレーが一般的になっていますが、やたらにカートに乗ろうとしないこともポイントです。前述のように複数のクラブを持ってそのまま歩いてプレーを続ける。ナイスショットで遠くに飛んだら、ご褒美のようにカートに乗るのです。実はカートよりも歩いてプレーするほうがボールの行方も見失いにくいし、運動にもなります。ナイスショットした人が、カートを動かせば、全体のプレーは速くなります。

もう一つ、自分のことは自分でする、というゴルフの基本も忘れないようにしましょう。クラブを選んで打つ。クラブを戻す。ボールを拭く、などを自分ですることを心がけます。余裕がない時には、余裕のある人がバンカーをならしたり、ボールの行方をしっかり見るなど臨機応変にサポートすれば、誰もが気持ちよくプレーできるでしょう。

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