一方、現役選手たちは、そんなお祭りムードを楽しみつつも、自分たちの戦いに集中しなくてはなりません。今回はコース内、特にクラブハウス付近では終始、音楽が大きな音で流れていました。通常の静かなゴルフトーナメントとは違うムードでしたが、これもトーナメントの特色です。セレブリティたちと一緒にプレーしながら、音楽がかかるにぎやかな中で集中力が試されるというわけです。
実は、私が理事をしている時に、日本でもあるホールに音楽をかける提案があった大会があります。私の現役時代には考えられないようなお話に、戸惑ったというのが正直なところです。けれども、結果的に実現した大会の様子を見ると、ギャラリーはもちろん、選手サイドも大会を盛り上げようという姿勢が見られました。その時「ああ、こうやってゴルフって変わっていくんだな」と、感じたことをとてもよく覚えています。
振り返れば、当時の私にまだまだ自分が育った時代のゴルフや、トーナメントのあり方に対する固定観念が残っていたのだと思います。今になって改めて考えてみると、トーナメントをより多くの人に楽しんでいただくためには、それぞれの大会に違う特徴があるのは素晴らしいことだと思います。それまでの“常識”を覆すには勇気が要りますが、日本でも様々な形でより多くの人に見ていただくことを考える必要があるでしょう。
特にプロアマ形式は、ゴルフの普及にはもってこいです。アマチュアは、レベルの高いプロのプレーを見ながら、自分たちのプレーを楽しむ。プロの方は、集中力が問われます。
アマチュアの方とペースが違う、という声もありますが、プロ同士でもプレーのペースは人それぞれです。その違いが少し大きいだけだと考えればいいのです。その中で自分のプレーを貫いてどれだけ真剣勝負ができるかどうか、ということでしょう。
自分たちは賞金のかかった試合をしてはいますが、一緒にプレーしているアマチュアの人に知らん顔をしてはいけません。ショットが曲がってボールの行方が分からない時には、一緒にボールを探すのは当然のマナー。ゴルファーとしてするべきことをするのは当然のことです。
実は、私が理事をしている時に、日本でもあるホールに音楽をかける提案があった大会があります。私の現役時代には考えられないようなお話に、戸惑ったというのが正直なところです。けれども、結果的に実現した大会の様子を見ると、ギャラリーはもちろん、選手サイドも大会を盛り上げようという姿勢が見られました。その時「ああ、こうやってゴルフって変わっていくんだな」と、感じたことをとてもよく覚えています。
振り返れば、当時の私にまだまだ自分が育った時代のゴルフや、トーナメントのあり方に対する固定観念が残っていたのだと思います。今になって改めて考えてみると、トーナメントをより多くの人に楽しんでいただくためには、それぞれの大会に違う特徴があるのは素晴らしいことだと思います。それまでの“常識”を覆すには勇気が要りますが、日本でも様々な形でより多くの人に見ていただくことを考える必要があるでしょう。
特にプロアマ形式は、ゴルフの普及にはもってこいです。アマチュアは、レベルの高いプロのプレーを見ながら、自分たちのプレーを楽しむ。プロの方は、集中力が問われます。
アマチュアの方とペースが違う、という声もありますが、プロ同士でもプレーのペースは人それぞれです。その違いが少し大きいだけだと考えればいいのです。その中で自分のプレーを貫いてどれだけ真剣勝負ができるかどうか、ということでしょう。
自分たちは賞金のかかった試合をしてはいますが、一緒にプレーしているアマチュアの人に知らん顔をしてはいけません。ショットが曲がってボールの行方が分からない時には、一緒にボールを探すのは当然のマナー。ゴルファーとしてするべきことをするのは当然のことです。