<リゾートトラストレディス 最終日◇29日◇メイプルポイントゴルフクラブ(山梨県)◇6580ヤード・パー72>
「長い一日でした。普段の優勝争いはあっという間に終わるけど、今週はすごく長く感じました」。2打差の単独首位で出た小祝は、グリーン上でカップに嫌われることが多く、終盤までサイ・ペイイン(台湾)との競り合いが続いた。長く、苦しい一日を耐えて、最後は逃げ切りで今季初優勝。昨年8月の「CAT Ladies」以来、約9カ月ぶりに通算7勝目を挙げたが、「意外と長くなかった。がんばって早く勝てた方だと思います」。意外な答えが返ってきた。
小祝さくらのクマさんもニッコリ【写真】
その裏には決意の球筋変更がある。生粋のドローヒッターの小祝は、このオフにアマチュア時代には打てなかったフェードボールの習得を始めた。「昨年の後半はドロー(の曲がり幅)がきつくて、けっこう曲がっていました。試行錯誤してたんですけど、なかなかうまくいかず、このままだったらまずいなって」。昨季5勝を挙げて賞金女王争いに加わったが、「CAT
Ladies」優勝後、14試合でトップ10入りは2回と失速。賞金ランキング3位に終わり、安定感を求めて球筋を変えることを決めた。
昨年は「イメージだけフェードで、ストレートか軽いドローしか打てていなかった」と付け焼き刃的に“フェード”の意識で打つこともあったが、男子プロの谷原秀人らのコーチを務める吉田直樹氏に師事して、本格的にフェードに取り組んだ。目標の右を向いて構えていたのを左向きに変え、インサイドアウトの軌道から左に振り抜くことを意識した。
開幕前は心配も多かった。「どうなるんだろうな、と。それがいい方向にいくか、悪い方向にいくか分からない。本当にチャレンジという感じでしたので」。左曲がりのドローと右曲がりのフェードでは構え方や体、クラブの動きが逆になる。逆の動きを身に着けることも大変だが、以前のクセが出てきて、フェードを打とうとしているのに左に曲がる、いわゆる“逆球”が出ることもよくある話だ。
「長い一日でした。普段の優勝争いはあっという間に終わるけど、今週はすごく長く感じました」。2打差の単独首位で出た小祝は、グリーン上でカップに嫌われることが多く、終盤までサイ・ペイイン(台湾)との競り合いが続いた。長く、苦しい一日を耐えて、最後は逃げ切りで今季初優勝。昨年8月の「CAT Ladies」以来、約9カ月ぶりに通算7勝目を挙げたが、「意外と長くなかった。がんばって早く勝てた方だと思います」。意外な答えが返ってきた。
小祝さくらのクマさんもニッコリ【写真】
その裏には決意の球筋変更がある。生粋のドローヒッターの小祝は、このオフにアマチュア時代には打てなかったフェードボールの習得を始めた。「昨年の後半はドロー(の曲がり幅)がきつくて、けっこう曲がっていました。試行錯誤してたんですけど、なかなかうまくいかず、このままだったらまずいなって」。昨季5勝を挙げて賞金女王争いに加わったが、「CAT
Ladies」優勝後、14試合でトップ10入りは2回と失速。賞金ランキング3位に終わり、安定感を求めて球筋を変えることを決めた。
昨年は「イメージだけフェードで、ストレートか軽いドローしか打てていなかった」と付け焼き刃的に“フェード”の意識で打つこともあったが、男子プロの谷原秀人らのコーチを務める吉田直樹氏に師事して、本格的にフェードに取り組んだ。目標の右を向いて構えていたのを左向きに変え、インサイドアウトの軌道から左に振り抜くことを意識した。
開幕前は心配も多かった。「どうなるんだろうな、と。それがいい方向にいくか、悪い方向にいくか分からない。本当にチャレンジという感じでしたので」。左曲がりのドローと右曲がりのフェードでは構え方や体、クラブの動きが逆になる。逆の動きを身に着けることも大変だが、以前のクセが出てきて、フェードを打とうとしているのに左に曲がる、いわゆる“逆球”が出ることもよくある話だ。