今季の半分の試合が終わった国内女子ツアーは1週間のオープンウィークとなり、来週の「大東建託・いい部屋ネットレディス」から後半戦へと入っていく。初優勝から一気に5勝を挙げた西郷真央、スタートダッシュに失敗しながらも修正した稲見萌寧など上半期から大きなトピックがあった。残りは19試合、どんなドラマが生まれるのだろうか。ツアー取材担当者が後半戦に活躍しそうな選手をピックアップ。今回は、前半戦で念願の初優勝を遂げ、後半戦も波に乗るであろう木村彩子にスポットを当てた。
愛車・マセラティとともに笑顔の木村彩子【写真】
体の上下動も左右の動きも少ない回転重視のスイングの木村は、強風や雨などの悪条件下でもスイングの再現性が高く曲がらない球を打つ。その上に「球の高さをコントロールできるようになったことで、優勝できる強さになった」と、木村を指導する南秀樹コーチはいう。
鈴木愛を育て上げた南の指導を2019年7月から受けている木村だが、南を師事する前と後ではショットの安定感に違いがある。ヘッドが下から入るクセが抜けず、スイングの再現性が今と比較すると劣っていた。
今季『アース・モンダミンカップ』で初優勝を遂げたときも、「前々週のニチレイレディスで南さんにキャディをお願いしたときでした。“ヘッドが下から入る悪いクセが出ている”と指摘され、“スプリットハンドでの素振りをするように”とアドバイスをもらってよくなったんです」と、本人も言っていた。
そのときのことを振り返って、南は「常に体の前にヘッドがあることを意識するために、スプリットハンド素振りを勧めたんです」と話す。そして「私のところに来たころからヘッドが下から入るクセがありました。木村さんは大きく体重移動をせず回転で振っていくタイプですが、頭が動いてもいいから、あえて左右に体重移動をさせて腰の回転で振るドリルを繰り返しました。左足下がりのイメージで腰の回転で左に乗る練習です。これで下から入るクセは矯正できていました」と、続けた。
愛車・マセラティとともに笑顔の木村彩子【写真】
体の上下動も左右の動きも少ない回転重視のスイングの木村は、強風や雨などの悪条件下でもスイングの再現性が高く曲がらない球を打つ。その上に「球の高さをコントロールできるようになったことで、優勝できる強さになった」と、木村を指導する南秀樹コーチはいう。
鈴木愛を育て上げた南の指導を2019年7月から受けている木村だが、南を師事する前と後ではショットの安定感に違いがある。ヘッドが下から入るクセが抜けず、スイングの再現性が今と比較すると劣っていた。
今季『アース・モンダミンカップ』で初優勝を遂げたときも、「前々週のニチレイレディスで南さんにキャディをお願いしたときでした。“ヘッドが下から入る悪いクセが出ている”と指摘され、“スプリットハンドでの素振りをするように”とアドバイスをもらってよくなったんです」と、本人も言っていた。
そのときのことを振り返って、南は「常に体の前にヘッドがあることを意識するために、スプリットハンド素振りを勧めたんです」と話す。そして「私のところに来たころからヘッドが下から入るクセがありました。木村さんは大きく体重移動をせず回転で振っていくタイプですが、頭が動いてもいいから、あえて左右に体重移動をさせて腰の回転で振るドリルを繰り返しました。左足下がりのイメージで腰の回転で左に乗る練習です。これで下から入るクセは矯正できていました」と、続けた。