これほどのショットの冴えは「極度なオープンスタンスとインサイドアウト軌道」にしたことが要因だと勝は言い切る。
「(これまでは)スクエアに構えていて、右に真っすぐ出るミスが出ていたんです。インサイドアウト軌道なので、開いて当たって右プッシュになっていました。右に出て右に曲がるなら大きなミスだけど、真っすぐ右に出ているなら左を向けばいいんじゃない、と思ってオープンスタンスに戻しました」
戻したというのは、「高校1年生くらいのときにスクエアスタンスのほうがカッコイイと思い、それまでオープンに構えていたのを直したんです。その当時のスタンスに戻しただけ。最初は違和感がありましたけど、戻しただけなので体が覚えていました」。
半足ぶんよりも、多少後ろに左足を引いて構えているという。ドライバーからウェッジまで、そのスタンスで打っている。「カッコいいから」という理由でスクエアに構えていたとは恐れ入るが、そう感じてしまうのはゴルファーなら理解できる。だが、しょせんは上げて下ろすだけのこと。シンプルに考え、振りたいように振るのが一番なのだと、勝は教えてくれている。
あすの最終日には、『4日間大会では初となる、史上13人目のノーボギー優勝』、『72ホール最少ストローク24アンダーの更新』、『2位との最多差優勝(15打差)更新』など、いくつかの新記録がかかっている。
「記録のことは気にしていません。ひとつでもスコアを伸ばして、あすも60台で回りたいです。攻めの気持ちを忘れず、守りには入りません。4日間いいプレーを続けるのは簡単ではありません。早い段階でバーディを獲って、流れをつくりたいです」。要らぬ欲に揺らぐ思いはない。(文・河合昌浩)
「(これまでは)スクエアに構えていて、右に真っすぐ出るミスが出ていたんです。インサイドアウト軌道なので、開いて当たって右プッシュになっていました。右に出て右に曲がるなら大きなミスだけど、真っすぐ右に出ているなら左を向けばいいんじゃない、と思ってオープンスタンスに戻しました」
戻したというのは、「高校1年生くらいのときにスクエアスタンスのほうがカッコイイと思い、それまでオープンに構えていたのを直したんです。その当時のスタンスに戻しただけ。最初は違和感がありましたけど、戻しただけなので体が覚えていました」。
半足ぶんよりも、多少後ろに左足を引いて構えているという。ドライバーからウェッジまで、そのスタンスで打っている。「カッコいいから」という理由でスクエアに構えていたとは恐れ入るが、そう感じてしまうのはゴルファーなら理解できる。だが、しょせんは上げて下ろすだけのこと。シンプルに考え、振りたいように振るのが一番なのだと、勝は教えてくれている。
あすの最終日には、『4日間大会では初となる、史上13人目のノーボギー優勝』、『72ホール最少ストローク24アンダーの更新』、『2位との最多差優勝(15打差)更新』など、いくつかの新記録がかかっている。
「記録のことは気にしていません。ひとつでもスコアを伸ばして、あすも60台で回りたいです。攻めの気持ちを忘れず、守りには入りません。4日間いいプレーを続けるのは簡単ではありません。早い段階でバーディを獲って、流れをつくりたいです」。要らぬ欲に揺らぐ思いはない。(文・河合昌浩)