ツアー本格参戦1年目の岩井千怜が、ツアー初優勝を果たした「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」。団子状態といえる混戦を攻撃的なゴルフで制した20歳が、ニューヒロインに名乗りを挙げた。そのプレーを会場で見た上田桃子らを指導する辻村明志コーチが、ルーキーの強さの理由を解説する。
祖父母、両親、姉、弟…岩井千怜の“家族写真”【大会フォト】
■求められたのはグリーンの細かい傾斜、縦距離への対応力
例年伸ばし合いになる大会は、今年も派手なバーディ合戦が繰り広げられた。岩井のスコアは3日間トータル13アンダー。勝利のためには、1日あたり4アンダー以上が求められたことになる。
この数字だけ見ると、“簡単に”バーディが獲れるようにも思えるが、そうとは限らないと辻村氏は言う。「グリーンは細かい傾斜があり、ラインが読みづらい。微妙な“一筋”が決まるか、決まらないか、それがスコアを左右します」。またコースの芝はベントながら、練習場にはコーライが敷かれているというのも特徴で、これが調整を難しくさせる。「いかにラウンドに入ってからアジャストできるか」という対応力も求められた。
これに加え、標高1000メートルほどに位置する軽井沢では飛距離にも違いがでてくる。「標高1000メートルで、5〜7ヤードほどの違いが出るとも言われています」。アイアンでいうと、0.5番手ほどの“誤差”をどのように合わせていくのか。こういった部分に適合できた選手が、バーディを獲り合うことになった。
祖父母、両親、姉、弟…岩井千怜の“家族写真”【大会フォト】
■求められたのはグリーンの細かい傾斜、縦距離への対応力
例年伸ばし合いになる大会は、今年も派手なバーディ合戦が繰り広げられた。岩井のスコアは3日間トータル13アンダー。勝利のためには、1日あたり4アンダー以上が求められたことになる。
この数字だけ見ると、“簡単に”バーディが獲れるようにも思えるが、そうとは限らないと辻村氏は言う。「グリーンは細かい傾斜があり、ラインが読みづらい。微妙な“一筋”が決まるか、決まらないか、それがスコアを左右します」。またコースの芝はベントながら、練習場にはコーライが敷かれているというのも特徴で、これが調整を難しくさせる。「いかにラウンドに入ってからアジャストできるか」という対応力も求められた。
これに加え、標高1000メートルほどに位置する軽井沢では飛距離にも違いがでてくる。「標高1000メートルで、5〜7ヤードほどの違いが出るとも言われています」。アイアンでいうと、0.5番手ほどの“誤差”をどのように合わせていくのか。こういった部分に適合できた選手が、バーディを獲り合うことになった。