■ユウティンに見えたふたつの“変化”
ジュニアの頃からユウティンを知っている辻村氏だが、今季のある“変化”に驚いたという。「体が相当大きくなりました。これは簡単なことではありません。相当な筋力トレーニングと食事トレーニングをしたと思います。並の努力ではできないことです」。ちなみにユウティンは今年6月に、バーベルを下から持ち上げるデッドリフトは40kgから120kgを、バーベルを持ちながらのスクワットは50kgから95kgを上げられるようになったことを明かしていた。
さらにスイングにも大きな“変化”が起きている。「一本足打法だったり、右足に全体重を乗せて打っている姿を見ました」。17年はドライビングディスタンスが『220.01』ヤードで全体91位。20-21年シーズンも『224.83』ヤードで81位だったドライバーの飛距離は、今季に入って『244.54』ヤードで全体19位につけている。これまで飛距離を出すことに苦しんでいたユウティンを知る辻村氏だが、この成長には目を見張るものがあった。
だが、この劇的な飛距離アップには曲がるリスクもあるという。体全身をゆするように大きく使うスイングは、再現性が低くなり、フェアウェイをヒットしにくくなるという一面も。現に、単独首位に立っていた最終日の15番では、ティショットが右のOBに入ってダブルボギーを叩いている。だが、辻村氏は「ツアーで勝ち残るために“飛距離”を選んだ」とユウティンの変化を分析する。
「日本ツアーに出場していくにつれて、振る力、大きな飛距離が必要だと感じたのでしょう。この体とスイングの変化は“ツアーで生き延びるための変化”です。曲がるリスクよりも飛距離を優先したのだと思います」
ティショットが飛ぶということは、2打目はより短い番手でグリーンを狙えるということ。より短いクラブのほうがチャンスにつく可能性が高いことは言うまでもない。ユウティンはその飛距離を利用して、難易度が最も易しかった13番パー5では、3日間でバーディ、バーディ、イーグルとスコアを4つ伸ばした。「ティショットのアドバンテージを生かすゴルフができていました」と語る。
ジュニアの頃からユウティンを知っている辻村氏だが、今季のある“変化”に驚いたという。「体が相当大きくなりました。これは簡単なことではありません。相当な筋力トレーニングと食事トレーニングをしたと思います。並の努力ではできないことです」。ちなみにユウティンは今年6月に、バーベルを下から持ち上げるデッドリフトは40kgから120kgを、バーベルを持ちながらのスクワットは50kgから95kgを上げられるようになったことを明かしていた。
さらにスイングにも大きな“変化”が起きている。「一本足打法だったり、右足に全体重を乗せて打っている姿を見ました」。17年はドライビングディスタンスが『220.01』ヤードで全体91位。20-21年シーズンも『224.83』ヤードで81位だったドライバーの飛距離は、今季に入って『244.54』ヤードで全体19位につけている。これまで飛距離を出すことに苦しんでいたユウティンを知る辻村氏だが、この成長には目を見張るものがあった。
だが、この劇的な飛距離アップには曲がるリスクもあるという。体全身をゆするように大きく使うスイングは、再現性が低くなり、フェアウェイをヒットしにくくなるという一面も。現に、単独首位に立っていた最終日の15番では、ティショットが右のOBに入ってダブルボギーを叩いている。だが、辻村氏は「ツアーで勝ち残るために“飛距離”を選んだ」とユウティンの変化を分析する。
「日本ツアーに出場していくにつれて、振る力、大きな飛距離が必要だと感じたのでしょう。この体とスイングの変化は“ツアーで生き延びるための変化”です。曲がるリスクよりも飛距離を優先したのだと思います」
ティショットが飛ぶということは、2打目はより短い番手でグリーンを狙えるということ。より短いクラブのほうがチャンスにつく可能性が高いことは言うまでもない。ユウティンはその飛距離を利用して、難易度が最も易しかった13番パー5では、3日間でバーディ、バーディ、イーグルとスコアを4つ伸ばした。「ティショットのアドバンテージを生かすゴルフができていました」と語る。