「竹田さんのスイングの良さは足の使い方です。久しぶりに足を重く使う選手が出てきましたね。重心をボールにぶつけるのがうまいんです。どういうことかというと、トップで切り返してから手ではなく、足からボールに寄ってきてクラブを球に寄せていきます。これが非常にうまい。若いのにこれができる選手は少ないです」
また、「17番のティショットを左ラフに入れた後、クラブを片付けるなりすぐにヤーデージブックで次の一打がどういうシュチエーションになるか確認、ゲーム展開が見えてるなと思いました」とクレバーさも兼ね備える。
だが、辻村氏が何よりも魅力を感じたのは気力を前面に押し出したプレー。淡々とやる若手が増えているなかではより鮮明に映る。
「久々に九州出身の情熱を持った“ファイター”が出てきましたね。気持ちを前に出せ、プレーで自分を表現できる。15番のパー3で右に外してしまったときも“何とか食らいついていこう”と見ているこちらにも十分伝わってきました。不動裕理さん、上田桃子さん、有村智恵さん…。そういった火の国が生んだ熱い選手たちは最近見なくなりましたが、また出てきてうれしくなりますね。なによりも平瀬さんの血はそういうところを受け継いでいるのではないでしょうか」
2日目を終えて8打差をつけられても「トップとは開いているんですけど、最終ホールまで何が起こるかわからない。絶対に無理だとは思っていない」と言い切り、言葉通り最後まで優勝だけを目指す姿は。また一人、面白いルーキーが出てきた。
解説・辻村明志(つじむら・はるゆき)/1975年9月27日生まれ、福岡県出身。ツアープレーヤーとしてチャレンジツアー最高位2位などの成績を残し、2001年のアジアツアーQTでは3位に入り、翌年のアジアツアーにフル参戦した。転身後はツアー帯同コーチとして上田桃子、松森彩夏、吉田優利などを指導。様々な女子プロのスイングの特徴を分析し、コーチングに活かしている。プロゴルファーの辻村明須香は実妹。ツアー会場の愛称は“おにぃ”。
また、「17番のティショットを左ラフに入れた後、クラブを片付けるなりすぐにヤーデージブックで次の一打がどういうシュチエーションになるか確認、ゲーム展開が見えてるなと思いました」とクレバーさも兼ね備える。
だが、辻村氏が何よりも魅力を感じたのは気力を前面に押し出したプレー。淡々とやる若手が増えているなかではより鮮明に映る。
「久々に九州出身の情熱を持った“ファイター”が出てきましたね。気持ちを前に出せ、プレーで自分を表現できる。15番のパー3で右に外してしまったときも“何とか食らいついていこう”と見ているこちらにも十分伝わってきました。不動裕理さん、上田桃子さん、有村智恵さん…。そういった火の国が生んだ熱い選手たちは最近見なくなりましたが、また出てきてうれしくなりますね。なによりも平瀬さんの血はそういうところを受け継いでいるのではないでしょうか」
2日目を終えて8打差をつけられても「トップとは開いているんですけど、最終ホールまで何が起こるかわからない。絶対に無理だとは思っていない」と言い切り、言葉通り最後まで優勝だけを目指す姿は。また一人、面白いルーキーが出てきた。
解説・辻村明志(つじむら・はるゆき)/1975年9月27日生まれ、福岡県出身。ツアープレーヤーとしてチャレンジツアー最高位2位などの成績を残し、2001年のアジアツアーQTでは3位に入り、翌年のアジアツアーにフル参戦した。転身後はツアー帯同コーチとして上田桃子、松森彩夏、吉田優利などを指導。様々な女子プロのスイングの特徴を分析し、コーチングに活かしている。プロゴルファーの辻村明須香は実妹。ツアー会場の愛称は“おにぃ”。