「優勝を意識しないようにと考え過ぎて、積極性に欠けた」と振り返る先週の傷は、もちろん完全に癒えたわけではない。「日曜日はめっちゃひきずって、月曜日にひきずりながら次へ向かう」というタイプの上田は、そんな心境も抱えながら千葉県に入った。「メンタルでやられた」という反省とともに、スイングの修正などやるべきことはきっちりと準備。辻村明志コーチからの「口角を上げていけ」という指示も意識しながら、ショックを感じさせない凛とした立ち姿をコースで見せている。
2日目、そして最終日最終組でもともにプレーするのが、今週、女王戴冠がかかる山下美夢有。「安定したショットはうらやましいし、パットも朝からいい感じで入っていた。先に美夢有ちゃんがビタッとつけて、その後に自分が打つことが多かった。その時は『自分も』と思いながら打っていました」。今季のツアーの顔役となった後輩のプレーも、心地よい刺激となり、闘争心をかきたててくれる。
「ここから先は精神的な部分の問題。集中力の高さが求められる。ひさびさにワクワクする日を迎えられますね」。ツアー通算17勝を誇る実力者は、胸には強い気持ち、手には新たなクラブを携え、今季2つ目のタイトルを狙いにいく。(文・間宮輝憲)
2日目、そして最終日最終組でもともにプレーするのが、今週、女王戴冠がかかる山下美夢有。「安定したショットはうらやましいし、パットも朝からいい感じで入っていた。先に美夢有ちゃんがビタッとつけて、その後に自分が打つことが多かった。その時は『自分も』と思いながら打っていました」。今季のツアーの顔役となった後輩のプレーも、心地よい刺激となり、闘争心をかきたててくれる。
「ここから先は精神的な部分の問題。集中力の高さが求められる。ひさびさにワクワクする日を迎えられますね」。ツアー通算17勝を誇る実力者は、胸には強い気持ち、手には新たなクラブを携え、今季2つ目のタイトルを狙いにいく。(文・間宮輝憲)