「長かったような短かったような」2022年。前半戦は予選落ちも続いて、気持ちが落ち込んだこともあった。だが、5月のメジャー初戦「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」では初日に大会新「64」で回り、大会史上初の完全優勝。そこから調子を上げて、今季2勝目(通算3勝目)を飾った「宮里藍 サントリーレディス」からは、日本勢新記録となる8戦連続トップ5入りを果たした。
さらに「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」初日にはツアー新記録となる「60」をマーク。年間女王戴冠のかかった2戦前の伊藤園レディスでは、初日の首位発進から優勝。そして記録がかかるメジャー最終戦を制し、有終の美を飾った。
今季出場33試合での平均ストロークは『69.9714』。2019年の申ジエ(69.9399、韓国)以来、史上2人目、日本勢としては初の60台到達を果たした。さらには今季最多タイの5勝、トップ10回数は21回で全体1位。年間獲得賞金額は2億3502万967円で、15年のイ・ボミ(2億3049万7057円、韓国)を超えるツアー史上最高額を記録した。
インタビューでも、優勝会見でも、口に出すのは感謝の気持ち。今年「かなり担いでもらった」キャディに、いつも一緒に行動しているマネージャー、そして「週末しかなかなか来られない」という家族。この日は父、母、妹が応援に駆け付け、優勝した姿を目の前でみせるのが「恩返し」と、支えを力に変えた。
「目標にしていたことが全部達成できました。今年はいい一年だったなと思います」。いつも自然体で、これまで様々な記録についても「考えたことがない」と話していた山下だが、最終戦では笑顔を見せながら満足のシーズンを終える。それでも女王は、すでに次。自分で樹立した数々の記録を「超えたい」と来年を見据えている。
「今年は今年。来年はしっかり切り替えて、優勝を目指して頑張っていきたい」。海外メジャー大会への思いも高まっている。叶えたい目標は「海外の試合で優勝したい」。来シーズンに向けて、また新たな日々が幕を開ける。(文・笠井あかり)
さらに「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」初日にはツアー新記録となる「60」をマーク。年間女王戴冠のかかった2戦前の伊藤園レディスでは、初日の首位発進から優勝。そして記録がかかるメジャー最終戦を制し、有終の美を飾った。
今季出場33試合での平均ストロークは『69.9714』。2019年の申ジエ(69.9399、韓国)以来、史上2人目、日本勢としては初の60台到達を果たした。さらには今季最多タイの5勝、トップ10回数は21回で全体1位。年間獲得賞金額は2億3502万967円で、15年のイ・ボミ(2億3049万7057円、韓国)を超えるツアー史上最高額を記録した。
インタビューでも、優勝会見でも、口に出すのは感謝の気持ち。今年「かなり担いでもらった」キャディに、いつも一緒に行動しているマネージャー、そして「週末しかなかなか来られない」という家族。この日は父、母、妹が応援に駆け付け、優勝した姿を目の前でみせるのが「恩返し」と、支えを力に変えた。
「目標にしていたことが全部達成できました。今年はいい一年だったなと思います」。いつも自然体で、これまで様々な記録についても「考えたことがない」と話していた山下だが、最終戦では笑顔を見せながら満足のシーズンを終える。それでも女王は、すでに次。自分で樹立した数々の記録を「超えたい」と来年を見据えている。
「今年は今年。来年はしっかり切り替えて、優勝を目指して頑張っていきたい」。海外メジャー大会への思いも高まっている。叶えたい目標は「海外の試合で優勝したい」。来シーズンに向けて、また新たな日々が幕を開ける。(文・笠井あかり)