冒頭の言葉は「今の若い選手は、早くプロになって結果を出すのが当然になってきている」と前置きしたうえで話したもの。さらにその後に、「私も30歳で辞めようと思ってたけど、『意外とやれるな』とか、『まだやりたいな』という気持ちが出てくる。結果が出てない若手選手にも可能性があることを示す役目かなとも思ってます」という使命感を続けた。08年のプロテストに合格し、15年の初優勝まで7年を要した菊地の思いだ。
優勝こそできなかったが、コース攻略には成功したか、と問われると、「試行錯誤だったり、努力をすれば、他の苦手なコースももっと攻略できるかなと思った。伸びしろが見つかった」とうなずく。特に苦手だった423ヤードの難関18番は、今年4日間パーを並べ、「だいぶ成長した」ことを実感できた。大会期間中、この「成長」という言葉を何度も口にした。
「全体的な距離が長くされるなか、満身創痍で頑張ってます」と言って、口元を緩ませる。今季のドライビングディスタンスは234.47ヤードで64位。それでもツアー屈指のアプローチ技術などを武器に、厳しい世界を生き抜いてきた。今後もその背中で後輩たちに、“ここでの戦い方”の一つの見本を示してくれそうだ
優勝こそできなかったが、コース攻略には成功したか、と問われると、「試行錯誤だったり、努力をすれば、他の苦手なコースももっと攻略できるかなと思った。伸びしろが見つかった」とうなずく。特に苦手だった423ヤードの難関18番は、今年4日間パーを並べ、「だいぶ成長した」ことを実感できた。大会期間中、この「成長」という言葉を何度も口にした。
「全体的な距離が長くされるなか、満身創痍で頑張ってます」と言って、口元を緩ませる。今季のドライビングディスタンスは234.47ヤードで64位。それでもツアー屈指のアプローチ技術などを武器に、厳しい世界を生き抜いてきた。今後もその背中で後輩たちに、“ここでの戦い方”の一つの見本を示してくれそうだ