まだ和晃さんと結婚する前の20代半ばの頃。一人で廣瀬夫妻のところに遊びに行き、その時、結婚について聞いたことがある。「その時結婚に興味があって『結婚して飽きたりしないんですか?』って聞いたら、正絵さんは『年を重ねるごとに好きなところを見つけていくから年々好きになっちゃう』っていうんです。私が思っていた結婚のイメージと全然違いましたよね。その時、こういうご夫婦いいなって思いました」。廣瀬夫妻の関係を見ていたからこそ、5勝目を挙げた直後の26歳で結婚を決められたという。
憧れの夫妻は遠方の試合でも応援に駆け付け、いい時も悪いときもともに時間を過ごしてきた。藤田が調子を落とすと「気晴らしに旅行に連れていってくれてイルカに触らせてもらったりしました」こともある。22年の「伊藤園レディス」終了後には、復活優勝を信じる正絵さんが「運気の上がるネイルにしよう」と「フジサンケイクラシックレディス」でホールインワンを達成した時と同じ赤と金が入ったモノを施して愛媛に送り出している。
結婚当初から和晃さんは藤田を支える気持ちは十分持っていたが、新米夫婦は時にはぶつかることも多かった。「いい夫婦って言ってもらえるまで、勇さんたちにいろんなことを教えてもらいました」。互いに思いやる気持ちやちょっとした言葉使い、周囲との接し方、感謝の気持ちを持つなど、身近な理想の夫婦から多くのことを学んでいる。
勇次さんは「旦那さんがいたから今の彼女がいると思う。人間的にも成長して考え方、言葉遣いを含めてやわらかくなって柔軟性が出てきたと感じます」。二人を見守ってきた正絵さんも「二人で伸ばし合ってきたと思います」と、強固な二人三脚になる姿を見届けてきた。
■廣瀬夫妻の目の前で勝ちたい
シーズンを終えると夫が脳腫瘍の治療で藤田の元を留守にすると、廣瀬夫妻はマネージャー代わりに付き添いも務める。しかし、11年ぶりの復活優勝を目の前で見ることはできなかった。
憧れの夫妻は遠方の試合でも応援に駆け付け、いい時も悪いときもともに時間を過ごしてきた。藤田が調子を落とすと「気晴らしに旅行に連れていってくれてイルカに触らせてもらったりしました」こともある。22年の「伊藤園レディス」終了後には、復活優勝を信じる正絵さんが「運気の上がるネイルにしよう」と「フジサンケイクラシックレディス」でホールインワンを達成した時と同じ赤と金が入ったモノを施して愛媛に送り出している。
結婚当初から和晃さんは藤田を支える気持ちは十分持っていたが、新米夫婦は時にはぶつかることも多かった。「いい夫婦って言ってもらえるまで、勇さんたちにいろんなことを教えてもらいました」。互いに思いやる気持ちやちょっとした言葉使い、周囲との接し方、感謝の気持ちを持つなど、身近な理想の夫婦から多くのことを学んでいる。
勇次さんは「旦那さんがいたから今の彼女がいると思う。人間的にも成長して考え方、言葉遣いを含めてやわらかくなって柔軟性が出てきたと感じます」。二人を見守ってきた正絵さんも「二人で伸ばし合ってきたと思います」と、強固な二人三脚になる姿を見届けてきた。
■廣瀬夫妻の目の前で勝ちたい
シーズンを終えると夫が脳腫瘍の治療で藤田の元を留守にすると、廣瀬夫妻はマネージャー代わりに付き添いも務める。しかし、11年ぶりの復活優勝を目の前で見ることはできなかった。