とはいえ、ゴルフの虫、練習の虫の上田が1週間もクラブを持たないとは思えない。上田のコーチを務める辻村明志も、「練習方法は考えます。例えば調子が悪くなった時に上田がやる練習ですが、頭を壁につけてシャドースイングを行ったり……。これは調子が悪くなると、ボールから離れて立つ傾向があるのでそれを修正するために行っていますが、トレーナーと相談して今の体の状態にあった練習を考えます」と心配する。
毎日のように球を打つプロゴルファーの体には、大きな負担がかかっている。インパクトの瞬間のヘッドにかかる加重は、1トンを超えるといわれている。体に伝わるその衝撃はかなりのものだ。陸上選手として活躍し、強靱な体を作ってからゴルフに転向したツアー通算20勝の塩谷育代に聞いた。「私は40歳を過ぎるころまで体を壊す不安を感じたことはなかったのですが、クラブがパーシモンからメタルに変わったころ、インパクトの衝撃が大きくなったとは思いましたね。今の選手たちの体の負担は相当なものだと思います」。
上田のインパクトの音は、厚く重い。トップで蓄えたエネルギーを左サイドで受け止めて、ヘッドを走らせる。インパクトの負荷は、われわれアマチュアレベルでは想像もつかないかなりのものであろう。それだけに日頃からトレーニングを積み、体幹を鍛えていた。だが、連戦の疲れは怖い。だが今回の欠場の悔しさから、上田は何かをつかむに違いない。さらなる上田の成長を願い、次戦、マンシングウェアレディース東海クラシックに笑顔で登場する上田の姿を期待したい。
毎日のように球を打つプロゴルファーの体には、大きな負担がかかっている。インパクトの瞬間のヘッドにかかる加重は、1トンを超えるといわれている。体に伝わるその衝撃はかなりのものだ。陸上選手として活躍し、強靱な体を作ってからゴルフに転向したツアー通算20勝の塩谷育代に聞いた。「私は40歳を過ぎるころまで体を壊す不安を感じたことはなかったのですが、クラブがパーシモンからメタルに変わったころ、インパクトの衝撃が大きくなったとは思いましたね。今の選手たちの体の負担は相当なものだと思います」。
上田のインパクトの音は、厚く重い。トップで蓄えたエネルギーを左サイドで受け止めて、ヘッドを走らせる。インパクトの負荷は、われわれアマチュアレベルでは想像もつかないかなりのものであろう。それだけに日頃からトレーニングを積み、体幹を鍛えていた。だが、連戦の疲れは怖い。だが今回の欠場の悔しさから、上田は何かをつかむに違いない。さらなる上田の成長を願い、次戦、マンシングウェアレディース東海クラシックに笑顔で登場する上田の姿を期待したい。