「菊地さんも敗れはしましたが、アンさんと何か決定的な差があったわけではないと思います。菊地さんが今回見せたのは切り替える強さ。2日目までショットが悪く、2日目の10番から14番まで5連続でグリーンを外していました。そこでショートゲームの上手さを見せて1オーバーでしのぐと、次の15番でバーディを奪ってパープレーに戻していました。それができたのは切り替える力です。グリーンを外しても、アプローチを寄せれられなくても“次、次”と、引きずる様子はありませんでした。アンさんとは逆に“変なスイッチを入れない”強さですよね。先週は若手選手の勢いが強さを見せましたが、こういうコースではこういったベテランの経験が生きる。スイングどうのこうのよりもゴルフ力が問われる試合。見ていて面白かったです。こういった“ゴルフ力”が付く試合もどんどん増えていって欲しいですね」
解説・辻村明志(つじむら・はるゆき)/1975年9月27日生まれ、福岡県出身。ツアープレーヤーとしてチャレンジツアー最高位2位などの成績を残し、2001年のアジアツアーQTでは3位に入り、翌年のアジアツアーにフル参戦した。転身後はツアー帯同コーチとして上田桃子、比嘉真美子、藤崎莉歩、小祝さくらなどを指導。様々な女子プロのスイングの特徴を分析し、コーチングに活かしている。プロゴルファーの辻村明須香は実妹。ツアー会場の愛称は“おにぃ”。
解説・辻村明志(つじむら・はるゆき)/1975年9月27日生まれ、福岡県出身。ツアープレーヤーとしてチャレンジツアー最高位2位などの成績を残し、2001年のアジアツアーQTでは3位に入り、翌年のアジアツアーにフル参戦した。転身後はツアー帯同コーチとして上田桃子、比嘉真美子、藤崎莉歩、小祝さくらなどを指導。様々な女子プロのスイングの特徴を分析し、コーチングに活かしている。プロゴルファーの辻村明須香は実妹。ツアー会場の愛称は“おにぃ”。