国内女子ツアー第9戦の「サイバーエージェントレディス」はツアールーキーの新垣比菜がレギュラーツアー初優勝。一時は昨年の賞金女王・鈴木愛に首位の座を明け渡したが、最終ホールまで必死に食らいつき、再び逆転。初日、2日目と首位を守り通す完勝劇だった。黄金世代の一角を占める新垣はなぜ勝てたのか。プロコーチの辻村明志氏に話を聞いた。
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■点で攻める高弾道アイアンと精度の高さがバーディ量産につながった
ツアーでも屈指の難グリーンといわれる「サイバーエージェントレディス」会場のグランフィールズカントリークラブ。「グリーン面がいくつにも別れ、傾斜も強いため、乗せ場所によっては3パットも覚悟しなければなりません」(辻村氏)。象徴的なシーンが最終日の17番パー3だ。首位で並んだ新垣と鈴木愛はともに1オンに成功するが、パットの名手、鈴木が3パットのボギー。ファーストパットはフックラインに読むも切れず。返しのパーパットも切れないと思いきや今度はスライスと、富士山から来る微妙な目もあって、女王でさえも翻弄された。
そんな微妙なグリーンをものともせずに優勝した新垣。「面があって傾斜もあって、おわん型の面が多い中で、まずはアイアンの精度が高くないとバーディチャンスにつきません。その点で新垣さんは初日と2日目に15バーディを奪っていますから、そこが機能していたのでしょう。グリーンのどこでもいいから乗ればいい、というわけではありませんでした」。最終日こそ1バーディに終わったが、そこは初優勝へのプレッシャーもあって、耐えるゴルフになってしまったがゆえ。それでも終盤7ホールは1バーディ・ノーボギーでしのいで勝利を手にした。
「もともと新垣選手はショット、アプローチ、パットと穴がない選手です。ドライバーの飛距離も出るほうですし、大きな球、高い弾道が打てる。スイングは縦の動きが大きくて、アップライトなスイング。フォロースルーでヘッドが出て行く方向と球が飛ぶ方向が同じ。すごく高いですが、だからといってすくって打っているわけではありません。この動きがあるから、高い球が打ててピンを上から攻めることができます」
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■点で攻める高弾道アイアンと精度の高さがバーディ量産につながった
ツアーでも屈指の難グリーンといわれる「サイバーエージェントレディス」会場のグランフィールズカントリークラブ。「グリーン面がいくつにも別れ、傾斜も強いため、乗せ場所によっては3パットも覚悟しなければなりません」(辻村氏)。象徴的なシーンが最終日の17番パー3だ。首位で並んだ新垣と鈴木愛はともに1オンに成功するが、パットの名手、鈴木が3パットのボギー。ファーストパットはフックラインに読むも切れず。返しのパーパットも切れないと思いきや今度はスライスと、富士山から来る微妙な目もあって、女王でさえも翻弄された。
そんな微妙なグリーンをものともせずに優勝した新垣。「面があって傾斜もあって、おわん型の面が多い中で、まずはアイアンの精度が高くないとバーディチャンスにつきません。その点で新垣さんは初日と2日目に15バーディを奪っていますから、そこが機能していたのでしょう。グリーンのどこでもいいから乗ればいい、というわけではありませんでした」。最終日こそ1バーディに終わったが、そこは初優勝へのプレッシャーもあって、耐えるゴルフになってしまったがゆえ。それでも終盤7ホールは1バーディ・ノーボギーでしのいで勝利を手にした。
「もともと新垣選手はショット、アプローチ、パットと穴がない選手です。ドライバーの飛距離も出るほうですし、大きな球、高い弾道が打てる。スイングは縦の動きが大きくて、アップライトなスイング。フォロースルーでヘッドが出て行く方向と球が飛ぶ方向が同じ。すごく高いですが、だからといってすくって打っているわけではありません。この動きがあるから、高い球が打ててピンを上から攻めることができます」